内容説明
「おまえにはリズム感がある!」呼びだされた音楽室で、いきなり同級生の菅野七生にそういわれた、横山英二。「たたいてみろ。」と渡されたバチで、力まかせに太鼓をたたいた瞬間、英二の中で花火がはじけた!マーチングってなに?ドリルフェスって?吹奏楽や楽器をよく知らなくても、読んでいるうちにガツンと気持ちが熱くなる、涙あり笑いありの大阪ブラスバンド物語。第38回講談社児童文学新人賞・第36回野間児童文芸新人賞・第9回椋鳩十児童文学賞受賞作。小学上級から。
著者等紹介
風野潮[カゼノウシオ]
大阪府生まれ。大学時代は吹奏楽部に所属。第38回講談社児童文学新人賞を受賞した『ビート・キッズ』で1998年にデビュー。同作で、第36回野間児童文芸新人賞・第9回椋鳩十児童文学賞受賞
桑原草太[クワハラソウタ]
漫画家。2004年、『NOCTURNE』で「第5回スクウェア・エニックスマンガ大賞準大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GOTI
2
☆☆表紙を見れば歴然ジュニア小説でした。日経夕刊のコラム「読書日記」で歌人山田航が「毎年、主人公が同い年の設定の小説を1冊読むようにしている。だけど今のところ14歳の衝撃を超えられていない。」と本作のことを綴っていました。14歳の少年が友情を知り音楽に目覚める。ひたすらドラムを敲き花火を上げる。家族再生の物語でもありました。2020/03/05
ぱたぽん
1
部活ものとして読んだが、後半は急に重い家族ものになる。ラストはまた急に軽めの部活ものっぽく終わるのでバランスが悪い。2016/11/05
道錬
0
地域性を強く出しているのが面白く、セリフのやり取りにリズム感がある。内容としては前半と後半に分かれているかなといった感じ。2017/03/07
だし▽受験のため休止
0
▷一番読んだ本です
RIE5
0
ティーンエイジャーの頃読んだ作品が、文庫になって、それを大人になった自分が再読。不思議な縁。しかもどちらも図書館で。バンドの話という記憶しかなかったけど、こういう話やったかー!と新鮮。関西弁が気持ちよく。続編も出てたのか、これは読まなあかんな!2012/09/22