内容説明
いつものように「きょうは、なんのゲームやろうかなあ。」とパソコンを立ちあげたジンははたと考えこんでしまいました。だって、手元にあるゲームはぜんぶクリアしてしまっていたんだもの。仕方なくゲーム雑誌からあたらしいゲームを探すうちにジンは、見聞きしたこともないタイトルを目にします。画面をスクロールしていくと、次第に未知の世界へ引きこまれていくのでした…。小学中級から。
著者等紹介
松原秀行[マツバラヒデユキ]
1949年、神奈川県に生まれる。早稲田大学文学部卒業後、フリーライターに。さまざまなジャンルで執筆する一方で、児童文学を書きつづける。’95年より長編ミステリー「パスワード」シリーズをスタート
伊藤正道[イトウマサミチ]
1956年、神奈川県に生まれる。早稲田大学社会科学部卒業。広告、出版の幅広い分野でイラストレーションを手がけ、活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にま
1
単行本で出ていたものの青い鳥文庫バージョン。いつも不思議なことが起こるオレンジシティ。こういう雰囲気が好きな人にはたまらないかも。一方、わけわからん・・と言う子もいるでしょう(笑)2009/03/28
金糸雀
0
小学生の頃パスワードシリーズを愛読していた私は、『これが松原秀行の原点か』という気持ちでこの本を開きました。とても挿絵と本文の雰囲気があっている珍しい本だと思います。私自身は"金星ビスケット"のくだりが、ガイドと称して解説を書いていらっしゃった令丈ヒロ子同様、とても好きです。全体的には、ふわふわとした雲のように掴み所が無いような気がしますが、しかし何かがしっかりと胸に落ちてくる安定感もありました。(敬称略) 2012/03/10