出版社内容情報
日本に伝わるこわい話、ふしぎな話に魅せられたラフカディオ=ハーンは工夫をこらして物語にまとめた。代表作20話を美しい訳で。琵琶を弾きながら、源平の物語をみごとに語る芳一は、平家の怨霊にとりつかれてしまいます。芳一を守るため、おしょうは芳一の体じゅうにお経を書きますが、両耳だけ書き落としてしまい……。(『耳なし芳一』)
表題の『耳なし芳一』や『雪女』をはじめ、のっぺらぼう、ろくろ首など、今も読みつがれている小泉八雲の怪談・奇談20話を美しい日本語訳で。人気絵本作家・黒井健による、29点の情緒あふれる挿絵もお楽しみください。
巻末では、訳者による解説「西洋の心、日本の心 ?小泉八雲のたどった道ー」で、いまも愛され続けている作家・八雲の数奇な生涯を紹介しています。
<日本の名作 小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>
耳なし芳一
雪女
むじな
おしどり
鳥取のふとん
ろくろ首
乳母ざくら
果心居士の幻術
羽を折られた天狗
十六ざくら
えんま大王の前で
人を食う鬼
茶わんの中の顔
やなぎの木の霊
ちんちん小ばかま
玉の願い
力ばか
がま
氏神のやくそく
かがみの少女
解説 西洋の心、日本の心 ー小泉八雲のたどった道ー 保永貞夫
小泉 八雲[コイズミ ヤクモ]
著・文・その他
保永 貞夫[ヤスナガ サダオ]
翻訳
黒井 健[クロイ ケン]
著・文・その他
内容説明
琵琶を弾きながら、源平の物語をみごとに語る芳一は、平家の怨霊にとりつかれてしまいます。芳一を守るため、おしょうは芳一の体じゅうにお経を書きますが、両耳だけ書き落としてしまい…。(『耳なし芳一』)表題の『耳なし芳一』や『雪女』をはじめ、のっぺらぼう、ろくろ首など、今も読みつがれている小泉八雲の怪談・奇談20話を収録。小学上級から。
著者等紹介
保永貞夫[ヤスナガサダオ]
1919年、東京に生まれる。佐藤一英・那須辰造に師事し、詩学・国文学・児童文学などを学び、さらにアテネ=フランセに学ぶ。1998年逝去
黒井健[クロイケン]
1947年、新潟に生まれる。画家。新潟大学教育学部美術科卒業。幼児絵本の編集者を経て絵本作家となる。やわらかな質感と叙情あふれる画風に多くのファンをもつ。黒井健絵本ハウスを2003年清里に開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆずぽん
みー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
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