講談社box<br> フラッガーの方程式

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講談社box
フラッガーの方程式

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  • サイズ B6判/ページ数 411p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062838337
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

平凡な日常をドラマに変えてしまう“フラッガーシステム”は、ある意味「感動的なラスト」へ向けて、思いもよらない暴走をはじめる!

「深夜アニメの主人公のようなドラマティックな人生にしてみませんか?」
何気ない行動を「フラグ」として認識し、平凡な日常をドラマに変えてしまう“フラッガーシステム”。そのデバッグテストのモニターに選ばれた平凡な高校生・東條涼一は、以前から気になっていた存在・佐藤佳子さんと「ご都合主義的にお近づきになれるかも」という淡い期待を抱いていた。だが、生活は激変! 両親がいきなり海外へ転勤、謎の女の子が家に押しかけ、ツンデレお嬢様とのラブコメ、魔法設定で悪の組織と闘い……etc やがてフラッガーシステムは、佳子との「ある意味」感動的なラストへ向けて、涼一が思いもよらない暴走をはじめる!

【著者紹介】
小説家。1989年生まれ、関東在住。講談社BOX新人賞「POWERS」にて編集者全員一致で『ノワール・レヴナント』が大賞を受賞。現在、3作目に向けて鋭意執筆中。

内容説明

何気ない会話や行動を「フラグ」として認識し、ありきたりな日常をドラマチックに変えてしまう謎の装置“フラッガーシステム”。平凡な高校生・東條涼一は、淡い期待と下心から、そのデバッグテストの参加者(主人公)を引き受けてしまうのだが…両親が海外へ転勤、家出少女といきなり同棲、ツンデレお嬢様とのラブコメ、魔法設定で悪の組織と闘い…etc.やがてフラッガーシステムは「ある意味」感動的なラストへ向けて、涼一が思いもよらない暴走をはじめる。

著者等紹介

浅倉秋成[アサクラアキナリ]
1989年生まれ。小説家。『ノワール・レヴナント』(講談社BOX)にて第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

norstrilia

41
何というか、惜しい。終盤の伏線回収は、「これも伏線だったのか」という意外性も含めて見事だし、アイデア・設定自体も新鮮で面白い。主人公のツッコミもクスリと笑える。後半に物語が動き始めてからがとてもよかっただけに、逆に前半のテンポがいまいちで乗り切れなかった点だけがマイナス要素。全体としては良作。2016/10/02

ソラ

35
面白かったー。前作のノワール・レヴナントも良かったけど2作目のこちらも良かった。当初めちゃくちゃな(いい意味で)展開が続いた中、最後にはすべての伏線を回収して綺麗に終わらせたのはとても気持ち良かった。2013/12/08

ア・トイロッテ(マリポーサとも言う)(各短編の評価はコメントで)

12
★★★★ 8 メタフィクションの傑作。ありがちなテンプレートから繰り出される豊富な伏線の山は、この物語のハッピーエンドのためになくてはならないもので、読了後は清清しかった。個人的に主人公が病室で目覚めた後に呟くある一言がとてもクサくて良い。作者はたぶんきっと漫画家の水上悟志が好きそう。2019/01/17

そら

10
「自らが主人公」。とにかく奇天烈すぎる設定で突っ走っていき、強烈すぎるフラグを立てまくり折りまくり回収していく。プールからサメが出てきたときは大笑いしてしまい、自宅でこのシーンを読んでおいてほんとうによかったと安堵しました。とにかくギャグパートの疾走感が凄すぎるけれど、それがただのお笑いじゃなくて伏線になっていて、それをきっちりと回収をしてラストに向かって行ったのも見事。ラストはありがちと言えばありがちなんだけど、絶品のカレーライスだと思ってみると最高だったりするんですよね。2013/08/26

ソラ

9
【再読】 9年前に一度読んでいたみたいだがまったく記憶になく、初見のような気持ちで読んだが、感想については9年前と全く同じで好みは全然変わってないんだなと。2022/10/24

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