内容説明
偉大なる革命家を父に持つフツーの高校生・真上草太郎。その「マガミ」の血脈をめぐり、美少女たちが草太郎に忍び寄る!草太郎を守る金髪乙女のボディガード・黒姫カノン。日本を牛耳る旧家の黒髪令嬢・鴉堂院十夜。鴉堂院を倒しその先の革新を目指す蜂王寺セラ。美少女三つ巴のさなか、異形の怪物「蜂男」が現れて草太郎の愛すべき日常は静かに腐食されていく…!?第2回講談社BOX新人賞Powers受賞作。
著者等紹介
新沢克海[アラサワカツミ]
1984年新潟県出身。『コロージョンの夏』にて第2回講談社BOX新人賞Powersを受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たこやき
6
中盤から、だんだんとスムーズになっていくキャラクターたちのやりとりなど、著者の成長が感じられる。また、各章の間にあるやりとりなど、工夫もされている。雰囲気も嫌いではない。でも、キャラクター同士が最初から知り合いとか、世界観の説明がすっ飛ばされている、とか、終始、やや乗りきれなかった。2011/02/09
KEI
6
購入。第2回講談社BOX新人賞Powers受賞作。んー、期待したほどではなかった。吉野匠の「異邦人」みたいのを予想していたんだけどな(苦笑)。正直、ガッカリ感はぬぐえない。他の方も書いているが、西尾維新の影響を受けているようだ。といっても良く言われる「劣化西尾」とは違う印象を受けた。しかし、BOX裏のあらすじがここまで詐欺とは思わなかった。いっそ作中で語られる「蜂男事件」を書いた方が面白かったのでは?次回作に期待します。2010/11/06
又三郎
5
とりあえず、PowersBOXに手を出してみるかということで、一番最初のこの作品を購入。箱の表紙?穴あきは面白いですね。鈍感主人公のハーレムラノベ。という意味で、とにかく続きがきになる。蜂王寺さんがデレ過ぎなのも良いが、凛ちゃんのクーデレも良い。 「マガミ」の血云々は思ったより取り上げられなかったので、その事に関しても続きが気になる。 蜂男は次に出てきたらもっとボコボコにして欲しい、と思うぐらいに嫌いだぁ。「フェイブル」はもっとオヤジ話が出てきて欲しいな。2012/06/08
灰桜@ラノベを愛でる会会長
4
読了。これってなにも解決してないし、それ以前になにも起こっていないように感じたのは自分だけでしょうか?続きも気になるのでフェイブルの海につづく。2013/09/19
CCC
4
二巻からのターンバック。こちらも面白かった。キャラクターは記号的、設定は類型的、シチュエーションは表層的でストーリーは場当たり的だけど、会話などでそういった要素を自嘲しているようなところがある。多分本筋よりそういったメタなところにテーマがあるんだろうなと思う。なんか叩き台みたいな作品だとも思った。わざとらしさや不毛さを許容出来るのなら、きっと楽しめるはず。2012/11/14
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