内容説明
小さな罪を繰り返す幼なじみの中学生、五十嵐豪と大和崇。それもまた、いつもの悪戯のはずだった―。鳴り響くベル、暗没する世界。覚醒したそこは目眩めく罪と罰の世界。教師、仲間、最愛の人―世界のすべてを今すぐに“消せ”！この日常の混沌を躊躇なく殲滅する、梓の才能を目に焼き付けよ―。
著者等紹介
梓［アズサ］
１９９２年生まれ。著作『Ｓｗｉｔｃｈ』にて、第二回流水大賞優秀賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菊地
1
内容よりも、苗字と名前に入るスペースが気になって仕方がなかった。2009/07/19
あねさpart2
0
ずっと気になっていた。図書館の書棚で真っ黒で何も描いて無い背表紙……。見えるのは、図書館のラベルのみ。怖っ！((((；゜Д゜)))目をつむってエイヤッっと掴みカウンターへ。中身はビミョーなホラー？だった。(*￣ー￣)2017/02/14
ふじさん
0
第二回流水大賞優秀賞受賞作。初稿執筆当時中学三年生だったという若さが、良い意味で前面に出た作品。勿論細かく見ていけば突っ込みどころとなる穴も多いが、ある程度はご愛嬌。退屈で鬱屈した日常を消し飛ばす「スイッチ」という着想から、サスペンスホラー調に物語を継いだ展開は見事。一部文章の精度不足か、情報の整理が粗雑で読み辛い箇所はあったものの、中盤以降はしっかり楽しめた。これは内容と関係なくBOX新人全般に言える事だが、若く今後の成長・発展が望める書き手なだけに、出版形態に関しての不遇さばかりが惜しまれてならない。2012/05/06
くっちゃ
0
先が気になってドンドン読んでしまった。文章がとても引き込まれる書き方。ただ登場人物が限られ過ぎてるっていうのと、終わり方は衝撃的だったけど、ちょっと最近ではやり尽くされたパターンかな？と思った。2011/10/17
鉄髭
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各文芸新人賞受賞作品は、角川ホラー大賞やライトノベル系新人賞など一部を除き、大抵単行本での出版が普通である。しかし、単行本と文庫ではそれぞれ担うべき役割とも呼べるものがかっては存在したものの、今やそれらは消失し、その差は値段と大きさだけでしか無くなってしまっているのが実情だし、単行本自体も一部の有名作家の作品しか売れていない時代なのだから、新人賞受賞作品はすべからく文庫で出した方が良いのではないかと、本書を読みながら考えていた。限られた時間、空間、所持金しかない読者にとって、敷居は低いに越したことは無い。2009/07/28
