講談社box
白の断章

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  • サイズ B6判/ページ数 361p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062837088
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

出発にして奇跡!処女作にして究極!胸に絶望の闇をもつ少年と、こめかみに蝶の自傷痕をもつ少女との運命の出会いを描く、白熱の青春小説、ここに誕生。講談社BOX新人賞・流水大賞初の大賞受賞作。

著者等紹介

鏡征爾[カガミセイジ]
3月18日生。東京大学修士課程在籍。2008年、『白の断章』(『機械仕掛けの泡』改題)が第5回講談社BOX新人賞・流水大賞にて初の大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

9
内容(「BOOK」データベースより) 出発にして奇跡!処女作にして究極!胸に絶望の闇をもつ少年と、こめかみに蝶の自傷痕をもつ少女との運命の出会いを描く 2009/05/16

鏡征爾

7
想像力の先端は物語自体の世界移動にあると中学の頃に思い、文学で異なる世界をどうシームレスに移動させるのかを考えた。なぜここまで描写を緻密に書き込まねばならなかったのかのはその必然的な帰結。それでいてプロットを一切作らないタイプなので、青春ミステリにするために非常に苦労した。受賞の連絡を受けたときは嬉しかった。僕が書きたいものは50時間プレイして得られるくらいのカタルシス。毎回1000枚以上原稿をもっていってあきれられた。でもひかなかった。 それから10年かかって、ようやく新刊を出すことができました。ぜひ2020/12/19

Gen9

4
血みどろ暗黒青春モノと、熱血スポ根青春モノをがっちり組み合わせてしまっている、ものすごいお話。スポーツに疎いもので、サッカーの描写はわからないこともあったのですが、この人独自の妖しい世界観が完璧に確立していて、読みやすく面白かったです。大賞、と言われるとちょっと考えてしまうけど。今までの優秀賞と比べれば格段にレベルは上ではありますが。異質すぎて、凄いかどうかわからない、そんな感じでした。この人の受賞後第一作は拷問の話らしいので、世界観と上手いこと重なるんじゃないかと期待してます2009/05/13

通りすがりのブッカー

3
筆力高い人だったけれど、なんか…こう、残るものが少なかったというか。それが正直な感想です。でも雰囲気はいいし、設定も斬新を目指している。あと、表現も。個人的に青春小説はあまり読まないし、サッカーも好きではないので、その点で苦しく感じたからかもしれません。前評判にあったような、絶大な才能というのは違う気がする。2011/12/25

kujira

3
「そうだね、中2病だね!」って爽やかに言い放ちたい。でもなんかこう、ある種の人たちにはがすがす刺さりまくる作品だろうなーとは思った。そしてそういう人たちがメフィストとかの購読者なんだろうなーと。それにしてもサッカーにあんまり興味ない人間に、サッカーの専門用語ばりばりのサッカーシーンはきっつかった。講談社BOXの読者ってこれが全部理解できるのがデフォルトなの? そうなの?2011/10/07

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