内容説明
すべての発端は、10年前―エースの下半身の自由を奪った「運命」の交通事故には、関係者すべての世界を揺るがす「最後の秘密」が隠されていた。真実に覚醒した車イスのヒーローは、みずからの生命と引き換えに“完璧な世界”の再構築を試みる。物語の終幕で「救世主」が選んだ世界とは。
著者等紹介
清涼院流水[セイリョウインリュウスイ]
1974年生まれ。1996年、『コズミック世紀末探偵神話』で第2回メフィスト賞を受賞し衝撃のデビューを飾る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CCC
7
最終巻にして1/3が過去巻のおさらいである。これも運命なのか。特に何か抗うでもなく、流れのまま伏線を完成させていった主人公。これも運命。どうやらマッチポンプのことも運命というようだ。その後の両親はどうなったのか、とか、気がかりが残ってないこともないけれど、まあその辺も運命に沿って、なるようになるんだろう。意味のないことなど一つもないのなら、書いてないことにも意味があるんだろう。なんたってPerfect Worldだし。2013/12/03
クロノ
3
10〜12巻一気読み。完結後14年の時間を経て全巻読了。先が知りたくて時間が経つのも忘れて読み続けた。時間が無い中の執筆だったから、荒はあるが、京都、英語、運命を書ききったことは純粋に賞賛出来る。面白かった。当時の事情で出来なかったし、今更言っても仕方ないけど、これはリアルタイムで読みたかった。2021/12/11
AoiHinata
3
ちょっと、「ぶらんでぃっしゅ?」みたいだったかも。「運命」って、なんなのかなぁ。世界が「完璧」なら、すべては最初からきまってるの?? ちょっと、さみしいかも・・・。2010/07/04
tachibana
2
ちゃんと京都観光も英語もやり通したので感動した.エースの「運命」が世界を救うと信じて…!2018/03/28
ryu
1
この本だけ図書館になかったのでブックオフで購入。あの…清涼院さん、2つ言いたいことがあります。①スピリチュアルネタで〆るの底が知れるんでやめてください。②見切り発車で仕事引き受けるのやめてください。ほぼ終始ヨレヨレです。以上!(ひどい2011/01/10