内容説明
島田荘司がその“ゴッド・オブ・ミステリー”とも謳われる25年に亘る全キャリアを通じて発表したすべての短中篇66作品から自ら選んだ“著者選5作品”に、講談社BOXとAmazon.co.jpが共同して開催した読者投票にて選ばれた“読者選5作品”をプラスした全10作品をコンプリート。「前書き」に加えて、収録全作品への著者コメントも新たに収録。
著者等紹介
島田荘司[シマダソウジ]
1948年生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年、『占星術殺人事件』でミステリ界に衝撃的なデビューを果たして以来、名探偵・御手洗潔、刑事・吉敷竹史のシリーズを中心に数々の傑作、意欲作を発表。また死刑問題や日本人論等、活動のフィールドを広げ、多くの読者の共感・支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凪織
10
よく利用する図書館に御手洗シリーズの一作目がなく、でも島田さんがどんな作品を書くのか見てみたいということでこちらを借りました…が、結局殆どが御手洗シリーズだったのでwikiなどで情報を補完しつつ読了。しかも二冊セットだったとは。二冊読み切るまでに随分時間がかかってしまいました。読者選作品の中では『疾走する遺体』『最後のディナー』が印象深く、著者選作品では『暗闇団子』『傘を折る女』が面白かったです。一筋縄ではいかない事件が読み応え抜群でした。ちゃんとシリーズ一作目である『占星術殺人事件』も読んでみたいです。2016/03/03
はーこ
6
図書館で借りたのでまさか10作品が一緒に梱包された本とは知らず1~5話までをとりあえず^_^;続きは再読にて。疾走する死者は、ちょっと?ってなったけどあとは御手洗のあっさり解決がなんか清々しくて一気読み。後半に期待。2015/11/14
crow
4
糸ノコのジクザグが読みたかったので購入。2015/07/05
間立
3
島田荘司さんは本格冬の時代に切り込んでいった巨人、という印象で、「ホンカク」というものに高尚さゆえの隔たりを見いだし、なかなか読めなかったのだが、ベスト版という形で読むことができた。 結果、どうだろう。大いに嵌った。2012/06/28
もかすけ
2
これはよかった。very bestというだけあって傑作揃いで、ぐいぐい読めた。読者選より著者選のほうが私は好きでした。しかし、いつものことだが御手洗の推理はぶっ飛びすぎだ。2020/01/23
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