出版社内容情報
日本初の本格運動会小説。小6のヒットン、ひょうきん者ダッチュ、おデブのエガワらが大活躍。おべんとうタイムに事件が発生して……花の木小学校6年2組、鬼沢ひとみ。ニックネームはヒットン。秋の運動会を楽しみにしていたのに、足首をねんざしちゃって全治2か月。6年連続リレーの選手の夢は、あえなく散ってしまいました。
そんなヒットン、リレーのメンバーに選ばれて「トラックを走る」ことはできなくなったけれど、新聞委員会のメンバーとして、「花の木小新聞」の記事を書くために「取材に走る」ことに。
運動会は、赤・青・緑の3色にわかれて優勝を競います。ヒットンは、ひょうきん者のダッチュ、勉強ができるけど協調性のないおデブのエガワたちといっしょの緑組です。
新聞委員会のヒットンたちは、練習のようすやリレー選手の意気込みを取材し、校長先生や地域の人たちにインタビューをして、「花の木小新聞運動会直前号」をつくりました。するとこれが大好評で、「運動会結果発表号」もがんばろう! と気持ちが高まるのでした。
そしてむかえた運動会の当日。「えがおいっぱい」――校舎の窓ガラスに、スローガンが大きく貼りだされるなか、花の木小の運動会が始まります。子どもたちの家族や近所の人たちも大勢応援にやってきて、校庭はまさに「えがおいっぱい」の花の木小です。
午前中の種目は無事終了。午後は注目の「組み体操」と「高学年色別対抗リレー」が待ってるね、なんて話しながら家族でお弁当を食べているとき、事件発生です!
「ねえ、見て見て! 『えがおいっぱい』のスローガン、いつの間にか、すごいことばに変わってるよ……」
第1章 夏から秋へ
わたしが走れない
ヒットン、ガンバ!
となりのダッチュ
新聞委員会
ヨネ校長インタビュー
準備することのすばらしさ
おじいちゃんは魔法使い
組分け百メートル走
スタコラサッサッサのサー
協力の気持ち
世界にひとつしかないチームなのに
北風と太陽
バカはわたし
ダッチュ組、だいじょうぶ?
ガラスの花びん
新聞ができた!
第2章 秋の大運動会
えがおいっぱい
昼休みの事件
バトンをうけとる
ヒットン応援団長
反則とペナルティ
コワくてしかたない
燃えろ! 色別対抗リレー
もとにもどった
第3章 秋、冬、そして春
運動会の神さま
雨の体育館
がまん
最高のチーム
節分の報告
ふたつの「わ」
チャイムが鳴る
須藤 靖貴[スドウ ヤスタカ]
著・文・その他
感想・レビュー
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chiaki
頼ちゃん
izw
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のにし
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- 和書
- 今日も奇跡は起こる