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講談社・文学の扉
夜明けの落語

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062832236
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

みんなの前で話すのが何より苦手な4年生の女の子が、落語と出会って……。はやみねかおる先生も絶賛した、19歳の注目デビュー作!「何回読み返しても涙が出ました」――はやみねかおる
講談社児童文学新人賞佳作を受賞した、現役大学生のデビュー作!

 第52回講談社児童文学新人賞で佳作を受賞した19歳の現役大学生、みうらかれんさんのデビュー作です。
 主人公は小学4年生の暁音(あかね)。人前でしゃべるのが苦手で、クラスで「5分間スピーチ」をする順番がまわってくるのが怖くてしかたがない。暁音のスピーチの日、ちょっと変わり者の男子・三島が、機転をきかせて、かわりに落語を披露して暁音を助けてくれる。三島とふれあう中で、しだいに落語の楽しさを知った暁音は、次のスピーチの回で、「寿限無」を話すことを決心する――。
 どこにでもいそうな小学生の成長を、ユーモラスに、感動的に描いた作品です。
 イラストは大島妙子さんに、登場する子どもたちの表情を豊かに描いていただきました。
 新人賞の選考では、選考委員のはやみねかおる先生が特にこの作品を絶賛されました。はやみねかおるファンの読者にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

 ※小学4年生以上の漢字にルビ付き

みうら かれん[ミウラ カレン]
著・文・その他

大島 妙子[オオシマ タエコ]
著・文・その他

内容説明

人前で話すのがなによりもこわい、4年生の暁音。もちろん、落語なんて、できるわけがない!?19歳の現役大学生みうらかれん、注目のデビュー作!第52回講談社児童文学新人賞入賞作。小学中級から。

著者等紹介

みうらかれん[ミウラカレン]
1993年1月11日生まれ。兵庫県立神戸高等学校卒業後、大阪芸術大学文芸学科に入学。現在、在学中。2011年、「夜明けの落語」で第52回講談社児童文学新人賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラキチ

30
子供の頃って自分の思ったことを人前で話すのって上手くいきませんよね。ご多分に漏れず主人公の暁音も皆の前で話をするのが苦手な小学四年生の女の子。日直を一緒にやった落語好きの三島君に5分間スピーチをやることを免除してもらったことから、彼の落語を聞いてあげることに付き合わされさらには自らも落語を始めます。それによって彼女なりの価値観というか世界観が変わって行きます。一番の読ませどころは親友だった初音ちゃんとぶつかりあうところです。これはほぼ予想通りの展開とは言え、小学生にもよくありがちな話だと思います。→続く2013/11/30

anne@灯れ松明の火

26
新刊コーナーで。挿絵の大島妙子さんに惹かれて、手に取った。「みうらかれん」さんて聞いたことないなと思ったら、昨年、この作品で、講談社児童文学新人賞佳作を受賞した、現役大学生だった。人前で話をするのが苦手な小学4年生の暁音が、落語好きの三島くんとの出会いで、変わってゆく姿を描く。10才年上のお姉ちゃん、親友の初音ちゃん、担任のくま先生、三島くんのおじいちゃん、サブキャラも生き生きと描かれている。自分の欠点を克服しようと努力する姿、友達とぶつかって悩む姿、きっと子どもの共感を呼ぶだろう。次作も楽しみだ。2012/07/18

こりんご

24
興味はあるけれど、縁のなかった落語のきっかけになればと借りてみました。表紙の表情からは想像できないけれど、小4の野中暁音は人見知りで人前で話すのが何より苦手。それなのに日直の役割に5分間スピーチが加えられ大ピンチ!そんな暁音が大学生の姉や親友の初音ちゃん、落語を教えてくれた三島くんなどに助けられたりアドバイスを受けながら変わっていこうとする姿はとても微笑ましく、そして昔を懐かしく思い出しました。「変わりたい自分」を持て余してる子供が読んだら、勇気出せるかもしれないなぁ。2013/02/24

ゆか

17
面白かったです。苦手なことをあえてやらなければならないのか?とも思いましたが、それをなしとげようとするところ、そして、そのことに友達、先生、お姉ちゃんなどが協力してくれるところを読むと、苦手なことに挑戦する姿勢は、大事なのだと改めて思いました。友達の初音が、暁音を三島君にとられてしまうと思ったと正直に告白したところ、だけど、それだけじゃなく、暁音を本当に心配してたところも、よかった。読後感も爽やか。親が全然出てこないのは、4年生はもう親に相談しないのかな?ちょっと、そこが寂しかったです。2014/01/11

BlueBerry

17
これは十分楽しめました。ちょっと「ウルッ」と来ましたよ。大人も楽しめる良い本だと思います!お勧めできますね♪2013/06/01

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