講談社・文学の扉
青いチューリップ、永遠(とわ)に

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784062832113
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

旅からイスタンブルに戻ったネフィとラーレ。ラーレは、女性には許されていない絵師になることを夢見はじめる。一方、ネフィは、人々の役に立つ薬草帳作りに乗りだす。しかしふたりの行く手は、さまざまな壁にはばまれていた。そんななか、ラーレとメフメットの結婚話がもちあがる。ネフィとラーレ―。ふたりの夢と運命は…?日本児童文学者協会新人賞を受賞した『青いチューリップ』の続編!小学上級から。

著者等紹介

新藤悦子[シンドウエツコ]
1961年、愛知県豊橋市生まれ。津田塾大学国際関係学科卒。トルコを中心に、中近東に関するノンフィクション作品で活躍中。おもな作品に『青いチューリップ』(講談社、日本児童文学者協会新人賞)などがある

小松良佳[コマツヨシカ]
1977年、埼玉県上尾市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒。児童書のさし絵などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

杏子

20
残されたあと二つの球根の行方は?再び青いチューリップが人びとの心を惑わす……前作よりずっと面白くなってきたところなのに、ここで終わりとは残念です。薬草の本を印刷したいというネフィの願いと、人びとのすがたを描きたいというラーレの願い。二人の幸福な結末まで見届けたいものです。このお話の良さを知ってもらうためにできるだけたくさんの方に読んでいただきたい。県立図書館の閉架書庫にあったけれど、もったいないよ!しまいこんでしまっては!!2015/07/18

花林糖

13
『青いチューリップ』の続編。ネフィとラーレのその後がとても気になるけれど、続編がないのが残念です。彼らの夢は叶ったのでしょうか。セマばあやがお気に入り。2015/12/12

バニラ風味

5
好きな絵を自由に描きたいラーレ。でも、時代と世の中は、それを良しとはしない。一方、ネフィはラーレの父の思いを胸に、薬草図鑑を作りたいと奔走する。もう、十年近く共に生活したネフィとラーレの距離は、ぐっと近づくが、地位もあり、見た目も良いメフメットも、ラーレとの結婚を望んでいた。青いチューリップは、本当に幸せを運ぶ花なのか。物事には表、そして裏がある。目には見えていても、本当のことは見えないこともある。ラーレは何を信じ、決断するか…。続編があればいいのに。2013/07/24

とし

5
なんか大人になりましたね、ネフィもラーレも。自然に存在するものではない青いチューリップは、災いを招き寄せる。絵師、薬草の本を作り広めたいなどなど、登場人物それぞれの夢、進む人、置いて行かれたように思う人、迷う人。結婚話も政治面もからみつつ。んで、続くんですよね?また旅に出るんですよね?2007年初版ですが、どうなってるんでしょう、その後。2013/04/15

月華

3
図書館 2007年10月発行。とても良い所で終わってしまっていて残念です。2023/09/06

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