内容説明
黒いマントのきみょうな男にかかえられて、地下室のかべをくぐりぬけたアカネとチィおばさん。そこは、地下室のとなりにある世界だった。ふたりのふしぎな旅がはじまった!小学中級から。
著者等紹介
柏葉幸子[カシワバサチコ]
1953年、岩手県生まれ。『霧のむこうのふしぎな町』で、第15回講談社児童文学新人賞、日本児童文学者協会新人賞受賞。『ミラクル・ファミリー』で、第45回産経児童出版文化賞受賞
杉田比呂美[スギタヒロミ]
1959年、東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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バニラ風味
19
地下室が異世界につながっているという設定に、ナルニアの洋服だんすを思い出しました。あの時、自分が選ばなかった選択肢でできた世界が、どこかに存在する、という考え方も奥深いなあ、と。奇想天外で、まるで理解できない世界と思える場所にも、自分の世界との共通点をみつけ、そこから活路を見出すところが面白いです。行きたくて行った場所ではなくても、そこを訪れたのは運命。そんなこともアリかも、なんて…。読んだ後も、いろいろ余韻が残りました。2019/01/12
いちごプリン
9
楽しかったよお!一気に読みました2022/01/24
ひよこ
5
アカネなのにカスミ…ややこしい!(笑)ナルニア国物語をみて家のどこかが別の世界に繋がってるとか憧れました。2015/12/31
みきこんぐ
3
ザ・ファンタジー、この一言に尽きます!笑 どことなく指輪物語を彷彿させるような世界観でもあり、けれど柏葉幸子さん独特の世界が広がっていました。 異世界だけれど、どれも想像できて、楽しく旅ができました。 また、やはり結末が最高です。 柏葉幸子さんは読者を置いてけぼりにしないラストを書かれるので、私は大好きです。2013/10/09
ともこ★
2
素敵な物語。家の壁が違う世界につながっていたら良いなぁ。2014/10/14




