出版社内容情報
少女の冒険の旅が三たび始まる。コルデコットオナー賞受賞作『ジャーニー』と、その続編『クエスト』に続く旅の第三作!主人公は、前作にも登場した女の子。忙しい父親に相手にされず、まほうのマーカーを使って再び冒険に出かけます。それを知った父親も、娘を追いかけ冒険の世界へ。皇帝と王さま、城や運河、エキゾチックな生き物と魅惑的な景観。彼女の三回目の旅は、さらに魅力的な世界へと繋がっていきます。一行がたどりついた洞窟に描かれた壁画の不思議な力とは……。細部まで行き届いた風景、息をつかせぬ展開など、子どもも大人も楽しめる1冊です。
アーロン・ベッカー[アーロン ベッカー]
著・文・その他
内容説明
描いたものが実際にあらわれる、まほうのマーカーをもつ少女。部屋の壁にドアの絵を描いて、ふしぎな世界へのとびらを開きます。王さまのいるお城にあらわれたのはマーカーを奪う道具をもったなぞの兵士たち…。『ジャーニー』『クエスト』につづく、待望の第三作!
著者等紹介
ベッカー,アーロン[ベッカー,アーロン] [Becker,Aaron]
イラストレーター、デザイナー。天文学の教師だった母親の影響を受け、宇宙の絵を描き始める。映画のデザイナーを経て、初めて発表した『JOURNEY』は、刊行後すぐにニューヨークの子どもの本のベストセラー入りを果たし、コルデコット賞オナーブックを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
81
表紙がとても綺麗で手に取りました。が!これってシリーズの3作目だったのですね。前のお話が分からずじまいですが、それでも現実世界から飛び出し未知の世界へと繋がる扉を私もわくわくとくぐりました。何でも書くと命が宿る魔法のマーカーを持って女の子が冒険する世界とは。そして行き着いた洞窟の中に描かれた壁画の不思議とは。文字がなく絵だけですが、想像は豊かな感性を生んでくれそう。前作の2冊も是非とも読まなくちゃ。2017/02/26
mug
56
字のない絵本、第3弾。赤いマーカーの女の子が、また例のお城へ行く。そして紫マーカーの男の子と、黄色マーカーの王様?と再会。そしてまた悪者登場。前作までは驚きや発見が多く楽しめたが、本作はあまり新鮮味を感じられず…💧2021/06/08
♪みどりpiyopiyo♪
47
お父さんはお仕事中。退屈した女の子は自室でペンを取り… ■煌めく世界を冒険する物語を読みました。字のない絵本です。■どんなお話か知らずに読んだので、意外な展開の連続にワクワクしながら読み進めました。■躍動感のある美しい絵。身近なところから始まる正統派のファンタジー。たどりついた洞窟に描かれた壁画の不思議な力とは…? とっても楽しく気持ちのいい冒険物語でした ( ' ᵕ ' )♪ (2016年)(→続2019/08/31
とよぽん
31
アーロン・ベッカーの三部作の三作目。最後の冒険には少女のパパもついてきて、結果的には大活躍。不思議で面白い冒険だった。魔法のマーカーを使って悪者と戦う三部作、文がなく絵だけを見て読者は物語をつくることができる。ダイナミックで鮮やかな色彩の絵本だ。アーロン・ベッカーの絵がとても魅力的。他の作品も見たい。2019/09/02
舟江
31
文字が全く無い絵本。こういう本もありだなと思た。弁士(or 詩人)は読み手。声に出して読んでもいいし、心の中で読んでも良い。 主人公の武器は、書けば何でも本物になるマーカー(是非1本欲しい)。敵はそれを吸い取るマシン(これはいらない)。 米国版ドラえもん、いやドラミちゃんだった。2018/01/24