出版社内容情報
雪の降り積む農場を、こびとがひとり、眠りについた動物たちをみまわります。リンドグレーンによる珠玉のクリスマスストーリー。雪のうえに残った、ちいさな足あと。それは、冬の夜、雪にとざされた農場を、順々にこびとがみまわっているのです。牛、馬、ひつじ、にわとり……そしてにんげんの子どもたち。長い冬のあとには夏がやってくると、勇気づけるように語りかけていくこびと。
北欧ではおなじみのこびとのトムテはスウェーデンのサンタクロースともいわれる農家を守る妖精。そのこびとについてうたった古い詩をもとに、児童文学作家アストリッド・リンドグレーンが1960年代初頭に書いたお話が長い年月を経て再発見されました。その文章にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞作家であるキティ・クローザーが絵を添えてできたのがこの絵本。ふたつの才能が見事にぶつかり合った、奇跡のコラボレーションによる珠玉のクリスマスストーリー。
アストリッド・リンドグレーン[アストリッド リンドグレーン]
著・文・その他
キティ・クローザー[キティ クローザー]
著・文・その他
ふしみ みさを[フシミ ミサヲ]
翻訳
内容説明
リンドグレーンからクリスマスの贈り物。スウェーデンの妖精トムテのおはなし。
著者等紹介
リンドグレーン,アストリッド[リンドグレーン,アストリッド] [Lindgren,Astrid]
1907年、スウェーデンのヴィンメルビューに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)でデビュー。児童書の編集者として働きながら、1945年に『長くつ下のピッピ』を執筆、以降生み出した物語は130作品以上にのぼり、世界中で愛され、「こどもの本の女王」と呼ばれる。1958年には『さすらいの孤児ラスムス』(岩波書店)で国際アンデルセン賞を受賞
クローザー,キティ[クローザー,キティ] [Crowther,Kitty]
1970年、ベルギーのブリュッセルに生まれる。スウェーデン人の母と英国人の父をもち、スカンジナビア圏と英語圏の児童文学に魅了されて育つ。1994年『Mon royaume』でデビュー。以来、多くの作品を刊行し、装画も手がける。2003年に『こわがりのかえるぼうや』(徳間書店)、2005年に『ちいさな死神くん』(講談社)で、オランダで最も美しい子どもの本に贈られる賞のひとつ、銀の絵筆賞をそれぞれ受賞。2006年には文化庁による児童文学賞のグランプリに輝く
ふしみみさを[フシミミサオ]
1970年、埼玉県に生まれる。上智大学文学部フランス文学科卒。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て、英語・フランス語の翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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seacalf
ねむねむあくび♪
ひらちゃん
はる
パフちゃん@かのん変更