講談社の翻訳絵本
ガラパゴス

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29cm
  • 商品コード 9784062830676
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

希少生物たちの楽園、ガラパゴス諸島。一つの島が生まれ、生物たちが独自の進化を遂げる過程を、美しい絵とともに描いた絵本。ダーウィン「進化論」のふるさと・ガラパゴス諸島は、
どのようにして現在の姿になったのか――。
 
チャールズ・ダーウィンが約200年前に上陸し、「進化論」誕生に大きな影響を与えた、ガラパゴス諸島。ここでは、地球上の他の場所では見ることのできない希少な生物や植物が数多く生存しています。生物たちは、なぜガラパゴスでのみ独自の進化を遂げたのでしょうか??約600万年前にさかのぼり、ある一つの島が生まれ、変化を遂げ、再び海の底に沈みゆくまで。この絵本では、島の一生とともにその理由をといていきます。色彩豊かで、コマ割りを使ったわかりやすいイラスト、そして詩のような文で、ガラパゴス諸島の豊かな自然を感じることができるでしょう。

訳者/福岡伸一さんからのメッセージ
ガラパゴス諸島のほんとうの姿を見ないまま、安易に「ガラパゴス化」などといった言葉を使ってはいけません。ガラパゴスは袋小路ではなく、開かれた窓でした。チャールズ・ダーウィンは、ガラパゴス諸島を訪れ、その窓から世界を眺め、はじめて気づいたのです。生物の姿かたちは不変ではない、動的なものだと。そして、変化は今もなお続いています。
たえまなく流転しつづけるガラパゴス諸島。その光と波と風を、ここまで美しく描いた本を私は知りませんでした。

ジェイソン・チン[ジェイソン チン]
著・文・その他

福岡 伸一[フクオカ シンイチ]
翻訳

内容説明

新しい島が、まさに誕生しようとしている。この島はやがて、生き物たちのすみかとなる。地球上でここにしか存在しない、生き物たちの―。それらは、どのようにして、この島にやってきたのだろうか。そしてどのくらいの時間、この島に棲みつづけるのだろうか。誕生から、600万年の時を経て成長し、ふたたび海の底へと消えゆくまで。かつて、ガラパゴス諸島に存在した、ある島の一生の物語。

著者等紹介

チン,ジェイソン[チン,ジェイソン] [Chin,Jason]
作家・イラストレーター。アメリカ・ニューハンプシャー州出身。ニューヨーク州・シラキュース大学でイラストレーションを学び、2001年、マンハッタンの絵本専門店で見つけた仕事をきっかけに絵本作家となる。現在、アーティストの妻と息子と一緒にバーモント州で暮らしている

福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年東京生まれ。生物学者。京都大学卒。ハーバード大学医学部博士研究員などを経て青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

84
科学絵本。表見返し[ガラパゴスの生物たち]イラスト紹介、後ろ見返し[ガラパゴス諸島]の地図がある▽誕生は600万年前の海面下、火山が成長し噴火して島ができる。植物や鳥、海イグアナなどが住み着く。幼年期は500万年前~200万年前、噴火が落ち着き生き物はそれぞれの生態系を作る。成年期は300万年前、島は少しづつ沈み始め過酷な環境で生物の進化に影響を与える。老年期は100万年前、島は平らになり海に消えていく。エピローグは1835年、残された島々にダーウィンが訪れる▽大きな島は消えちゃったんだ。2013年発行2025/03/21

yomineko@ヴィタリにゃん

64
とても気になるガラパゴス🌴600万年前に誕生し、100万年前に消失したが、周辺の諸島は残っている。かつてガラパゴスにあった動植物の末裔が暮らしているのだ。しかし、これらの島々もやがては沈む運命だという。移り変わりが非常に気になる。2024/04/07

イケメンつんちゃ

50
ニシノデイジー 障害を軽く越えて行く 稲沢系スーパーの駐車場に 白いモビルスーツが 中から大きな音が漏れだす 伸びた人影を歩道に並べ 操縦席には冴えないオッサンが 「雪の華」のおかげで神々しく見えた いつもお世話になっております 精進して頂いている レビューさんのオススメ 持っているかも読んでいるかも ガラパゴス諸島と動物の進化と心強さと 地球の歴史を鮮やかに描かれた絵本 学研の学習みたいで たいへん懐かしい 少年忍者「お祭り忍者」 みかんは追加補充 長崎 味ロマン 抵抗勢力には絶対負けません レガレイラ2024/12/27

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

47
ガラパゴス諸島は15の大きな島と100以上の小さな島や岩礁から構成される群島である。600万年前に遡り、噴火で誕生した島がどのようにして変化したか、そこに住む生き物の誕生から変化について、綺麗な絵と共にかかれている。一番行きたい所の一つであるガラパゴス諸島。固有種の生き物を見たい。最近、観光で少しずつゴミが増えたり、生態系が変わろうとしているという事を聞く。これ以上、人災が起こらない事を願う。2022/02/02

クリママ

43
600万年前の島の誕生から、1835年のエピローグまで、5つの期間に分けて、島や島の生物がコマ割りの絵とともに解説される。大洋の下で火山が成長し大噴火をおこし、島ができる。流れ着いた種から木が根づく。多くの生物がたどり着き生き続ける。島や生物の変化、進化の様子が、興味深い。けれど大きな島は沈み、小さな島や岩礁となって残ったガラパゴス諸島。壮大な物語。今は植物、動物の末裔がそこに暮らす。(観光客の残した膨大なごみがあることは書かれてはいない。)2019/11/22

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