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講談社の翻訳絵本
コルチャック先生―子どもの権利条約の父

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29cm
  • 商品コード 9784062830508
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

すべては、子どもたちのために…。 
国連で制定された「子どもの権利条約」の父、ヤヌシュ・コルチャックの生涯をつづった絵本です。彼の子どもたちへの深い愛情と信念が伝わってくる、真実の物語。

・担当者のうちあけ話
この本の原本を見たのは、去年のことです。その時は、「コルチャック先生」についてほとんど知らなかったのですが、絵本に登場する子どもたちの表情や、哀しげで、それでいて安心感のある絵に惹き込まれ、ぜひこの絵本を日本でも出したい! と思いました。そして、子どもたちのためにすべてを捧げながらも、子どもたちと一緒に過ごす日々を何より楽しみに、何より幸せに思っていたであろうコルチャック先生の生涯を知るにつれて、この絵本を日本で刊行しなければならない、という使命感にも似た思いが湧くようになりました。翻訳をお願いした柳田邦男さんは、お忙しい合間をぬって、本当に素晴らしい訳をつけてくださいました。柳田さんのあとがきでも書かれていますが、近年、子どもたちをめぐる悲惨な事件が多くなる中、自分の子どもではない孤児たちを愛し、いのちをかけて守り続けたコルチャック先生の生きかたは、本当に考えさせられることが多いと思います。子どもたちはもちろん、お子さんがいらっしゃる方、子どもの教育に携わる方全てに読んでいただきたい一冊です。

【対象年齢:小学校中学年?一般】

トメク・ボガツキ[トメク ボガツキ]
著・文・その他

柳田 邦男[ヤナギダ クニオ]
翻訳

内容説明

ナチス占領下のポーランドで、ユダヤ人孤児たちと運命をともにした医師の、真実の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

59
『子どもの権利条約』の父 ヤヌシュ・コルチャックの生涯を描いた絵本。柳田邦夫さんの翻訳です。ポーランドに生まれたコルチャックは 貧しい子供達 特にユダヤの子供達を助けるために「子どもの家」を作り上げ 全ての子供達は愛され、教育を受け、命を守られなければならないという事を実践し そして 愛する子供達とナチスドイツによって殺された。ゲットーから強制収容所に向かう先生と子供達の絵が印象的です。柳田さんの翻訳 初めて読ませて貰いました。2018/01/10

Nobuko Hashimoto

26
輪読ゼミでコルチャック先生を取り上げるので、関連本を集中して読もうとたくさん借りてきた。こういう絵本は、当時の様子をちゃんと調べて描き込んでいるのだなあ。コルチャック先生の建てた孤児院や、その内部、夏のキャンプなどは別の絵本(汐文社の伝記絵本)の巻末に載っている写真どおり。本書は訳がいいのか、最後の方ではぐっと涙を誘う。2018/12/24

けんちゃん

26
受難節の教会学校の説教の参考書として。同時に読んだ「子どものためのコルチャック先生」と内容的にはほぼ同じような感じですが、イラストのインパクトがとても強く、特にコルチャック先生の表情がとても深く、重く悲しげな表情が子どもたちの苦難を憂いているように見えます。今でこそ、子どもの権利条約が制定され、子どもの幸せが公に言われるようになりましたが、「子どもの人生が大人の都合に左右される」ことが当たり前だった社会にはコルチャック先生の考え方はかなり衝撃的だったのだろうなぁと想像できます。2014/04/22

ベル@bell-zou

22
強制収容所への駅までの行進。作中このシーンが一番明るく描かれていることが、この後の悲劇をより一層辛いものにする。差別、迫害、虐殺…その言葉よりも“ユダヤの人をこの世から消してしまう”という一節。胸に突き刺さる表現に思考が止まる。大勢を助けた美談は生き残った人達により広く伝えられる。けれど。コルチャック先生は子供達と最期をも共にした。白馬の王さまになりたかった先生の無念の表情に、拳が震える。先生が守ろうとした未来にいる私達は、私達の未来に先生が守ろうとした理念を繋ぐことが出来るのか問われている気がした。2018/02/03

absinthe@読み聞かせメーター

19
5歳の娘に読み聞かせ。評判が良いので挑戦。ユダヤ人である、ダビデの星の胸のマークなど、既に何度か読み聞かせているので解るかな?と思ったが、娘には難しかったのか「むずかしすぎる~」と途中で挫折。無念。もう少し年上向きか?とても良い本で、後でもう一度読み聞かせたい。児童の権利というけれど「権利」という言葉もすでに少し難しい。日本人、ロシア人、ドイツ人は土地と結びつくので解りやすいが、ユダヤ人は民族という概念が解るまで、理解しにくいのかもしれない。2016/01/29

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