内容説明
『アトリエ・ヤヌス』は映画などで使用される特殊メイクの工房。社長の真壁やちび太は、そんな特殊メイクの技術を活かして、クライアントの様々な依頼を解決していく。その依頼といえば、サプライズパーティあり、殺人未遂事件あり…。そして、真壁は最後の大仕掛けに取りかかる。すべてはただ、復讐のために。
著者等紹介
うえむらちか[ウエムラチカ]
1985年、広島県生まれ。「アイフル」のテレビCM出演やグラビアなどで知られる女性タレント。イラストやマンガ、ラジオのDJなど、多方面でマルチな才能を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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zazo嶋
2
Birthシリーズ。どうやらこの作家さんはCMやグラビアなどで活躍されているタレントさんだそうです。で、この作品。確かにそういった方が書いたのかと思うとそれなりに才能のある方なのかなと。テレビの裏側(?)を舞台にした話はリアリティを感じますしね、ミステリ風味のライトノベルを読んだと思えば不満はない。でも、この価格を出して買った事には、やはり満足感は満たされない。流石のBirth作品w。 謎に満ちた特殊メイクアップ・アーティストの真壁とその助手のちび太との関係は流石に噴飯もので、これがストーリー全体の骨格を2010/06/07
風子
2
人物像がみんな魅力的で、読みながら頭の中で映像化しながら読んでしまいました。短編の物語もそれぞれ胸キュンする場面がとても好きです。人物描写がうまい。面白かったです。2010/05/22
P
2
特殊メイク事務所ヤヌスに舞い込む依頼の数々。登場人物がみんな愛らしく、エピソードはシンプルなんだけど、ひきこまれて、ほろりと泣けてしまう。面白かったです。2010/04/23
名無しのオプ
1
特殊メイクを巡る事件と、その解決。小さな事件の積み重ねで、物語を築いていく、というのは、「日常の謎」と言われている物語群と共通しているかも知れません。光るものはあるなあ、と感じました。ですが、なんだか磨き切れていない印象がある。なんだか惜しいなあ、と。2010/07/19
deltazulu
1
特殊メイク工房ヤヌスに寄せられる依頼を描く連作短編集。本物と見間違うほどのメイクが、こういう形で人に影響を及ぼすとは……。メイクによって変わることはできるけれど、人の心は変わらない。それを見せられた気がします。どの話もオチがシュールですが、終盤はちょっと展開が早く、ざっくり感がある。もうちょっと恋が見えたら……と思ったり。2010/07/18
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