内容説明
「ねえ、たい焼を食べるときはどの部分から食べる?」学校の屋上から飛び降りようとしている静香に、場違いなことばを掛けたのは、たくさんのたい焼を抱える少女・明生だった。「わたし、たい焼で世界を救いたかったの…」。不思議な出会いから始まった関係はゆっくりと交錯し、やがてふたりの運命を大きく変えていく。
著者等紹介
岸穂花[キシホノカ]
1989年、島根県生まれ。2009年4月応募締切、第5回「講談社Birth」小説部門受賞
ホンダアキ子[ホンダアキコ]
1989年、北海道生まれ。京都在住の大学生。2008年12月応募締切、第1回「講談社Birth」イラスト部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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野のこ
4
理想の娘を求める母の一方的な醜い感情。静香の「私はお母さんの言うことを聞いていれば良かったの?」あまりにも悲しい。たい焼き娘と素敵な友情を分かち合えて、お母さんにも素直に「つらかった」て言えて良かった。たい焼き、私もお腹から食べてみようかな。2016/10/14
悠
0
さらっと読めて後味の良い本。 仲良し家族はほんわかします(*^o^*)2013/09/12
moko
0
題名に引かれて読んだけど、意外とおもしろかったwたい焼き食べてる姿を想像するとかわいいなぁとか思いつつ、自分も食べたくなってくるw