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出版社内容情報
太陽や草木も神さまだって知ってた?
わかったぞ! 日本のなりたち、今の日本、そして未来のすがた
わたしたちの心の奥にある、神さまについて考えてみましょう。神さまはどんな姿をしているの? 仏さまって神さまなの? 日本人は無宗教だっていわれるけど、ほんとう? どうすれば神さまと会えるの? 『日本のもと・神さま』は、昔から受けつがれてきた神さまを信じる心や、さまざまな神さまや宗教の歴史、現在、これからがよくわかる一冊です。
中沢 新一[ナカザワ シンイチ]
監修
内容説明
わたしたちの心の奥にある、神さまについて考えてみましょう。神さまはどんな姿をしているの?仏さまって神さまなの?日本人は無宗教だっていわれるけど、ほんとう?どうすれば神さまと会えるの?『日本のもと・神さま』は、昔から受けつがれてきた神さまを信じる心や、さまざまな神さまや宗教の歴史、現在、これからがよくわかる一冊です。
目次
温故編(神さまって?;どこにでもいる神さま;米と神さまの関係;仏教がやってきた!;仏さまが大流行)
知新編(信じる相手が増えてきた;日本にひとつだけの神;日本の神さまと信心;信心と自然;宗教と戦争;「死」ってなんだろう?)
未来編(神さまと信心のこれから)
著者等紹介
中沢新一[ナカザワシンイチ]
人類学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葵@晴読雨読
27
神さまや宗教の事をわかりやすく解説した本。温故編、知新編、未来編にわかれている。知新編のエコの事など、考えさせられる。2015/02/05
ラグエル
19
南無阿弥陀仏、ってのを「阿弥陀様、お願いっ」と訳してある箇所に異様にヒット感を覚えました。「ああ、阿弥陀様」という直訳より、なんとわかりやすいことか。デウスを「大日」と誤訳・または意訳しすぎ、でキリスト教が仏教の仲間と勘違いされて広まった、というのはヘエポイントでした。微妙にちょろちょろ入ってくるマンガがなかなか秀逸。2012/06/11
おおにし
11
子供向けの本だが、日本宗教史のエッセンスがうまくまとめられている。中沢新一さんの解説もなかなか良い。我々をとりまく世界に「何か特別な存在」があると信じる心が「信心」であり、神様を仰ぐことを意味する「信仰」とは異なるものという解説はなるほどを思った。食事の時の「頂きます」も針供養も付喪神もみな日本人の信心の現れなのだ。2012/11/19
メープル
10
とてもわかりやすく、簡潔にまとめられている。『温故編』『地新編』『未来編』 日本人の宗教感。歴史や環境問題まで。 とても読みやすかった。4コマ漫画が面白い。2020/08/04
アキ
10
日本人の宗教観について、神社参拝やクリスマスなど年中行事を例に、よく指摘されるのが、その「節操のなさ」。でも、本書ではみんなに対して区別せず「信心」が持てる国民性として、一神教との比較の上で肯定的に捉えていて、読み進むほどによく理解できる構成になっています。人も自然も神が創ったとするキリスト教とは違って、そこらじゅうのものに神が宿り、絶対的な存在を「仰ぎみる」信仰とは別の、日本人独特の「信心」の自由さとおおらかさになるほどと納得も。ほかにも興味深い点が多々あり、大人こそ読んで有意義なシリーズ本と思えます。2012/07/01