爆笑問題のニッポンの教養―「脱出したい!」のココロ 海洋生命科学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 137p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062826198
  • NDC分類 699.63
  • Cコード C0040

出版社内容情報

判型:新書判
頁数:144p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー

総移動距離六千キロ! ウナギの驚きの一生

ニホンウナギは三千キロを旅して産卵していた。謎多き生態を長年研究してきた塚本氏は「脱出理論」を提唱。生物はなぜ旅に出るのか。人間にも通ずるココロを探る

内容説明

一生に6000kmを旅するウナギの驚きの生態!生物はなぜ旅に出るのか。回遊現象と「奥の細道」の意外な関係とは。

目次

プロローグ かば焼きはウナギ屋で食べましょう
第1章 食べる前に知っておきたいウナギの謎
第2章 そぞろ神のささやき―これが脱出理論だ
第3章 おれの夢は枯野をかけ廻るか?
第4章 ウナギの旅 先生の旅

著者等紹介

太田光[オオタヒカリ]
1965年生まれ。日本大学芸術学部中退。1988年、田中裕二と爆笑問題を結成。ゴールデン・アロー賞芸能賞、浅草芸能大賞新人賞、2006年には、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞

田中裕二[タナカユウジ]
1965年生まれ。日本大学芸術学部中退。1988年、太田光と爆笑問題を結成。ゴールデン・アロー賞芸能賞、浅草芸能大賞新人賞、2006年には、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞

塚本勝巳[ツカモトカツミ]
海洋生命科学者。1948年、岡山県生まれ。東京大学海洋研究所教授。専門は海洋生命科学。世界で初めてウナギの産卵地を特定するなど、ウナギ研究で前人未到の成果を次々とあげてきた文字どおりの“世界的ウナギ博士”である。日本水産学会賞、読売農学賞、日本農学賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

FUKU

1
いや、しかし、いろんな研究をしている人がいるものです。ウナギは養殖ばかりとは知っていたが、天然の卵をまだ誰も見たことが無いと言われると、ロマンを感じます。また、この研究が回遊現象の研究にも繋がると。一見、マニアックな研究のようでも、そこから生物の一般的な生態の研究へとつながっていて、なるほどなーでした。2015/03/23

のりまき せんべい

1
太田さんの、人間には基本的に定住する生き物ではなくて何か(=そぞろ神)に誘われてどこかに放浪したくなる因子があるんじゃないか?っていう発想には感服。新石器文化(=日本では弥生文化)時代以前、危険ではあったがもっと人間は自由だった。定住と蓄積=積分っていうのは資本主義カルチャーの洗脳かもしれない。スキゾ・キッズよ、逃走せよ!  謎とされていたウナギの生殖もすごくロマンチックなものだった。適齢期になったオスとメスが外敵に狙われないように、月の隠れた夜を狙って逢瀬を遂げて生殖行為を行うんだって。平安文学みたい。2012/03/09

セッカ

1
「脱出したいココロ」には個体間距離だったり、そぞろ神のせいだったりと様々な原因がある。その中でも人間は飽きるなど特有の要因を持ち合わせてるということで、改めて自分の行動や動機を別の角度から見つめ直すことができた。2012/02/09

amabiko

1
ウナギは一年をかけて数千キロを旅して日本にやってくる。なぜ動物は旅するのか?それは「そぞろ神」のせい!?2011/12/17

はるお

0
うなぎの研究。旅に出たいそぞろ神。2017/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/46153
  • ご注意事項

最近チェックした商品