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内容説明
世界にあふれる7000もの言語。人間は言葉を操っているのか?言葉に操られているのか?現実は言語に支配されている。
目次
プロローグ 先生のお宅訪問
第1章 どんな言葉をしゃべっていますか?
第2章 母はパパだった!
第3章 現実を支配する言葉
第4章 巨乳問題
第5章 言葉が持つジレンマ
著者等紹介
田中克彦[タナカカツヒコ]
言語学者。1934年、兵庫県生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒、一橋大学大学院修了。現在、一橋大学名誉教授。専門は社会言語学とモンゴル学。世界の民族・国家と言語の関係を検証し、総合的な言語研究を確立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
20
言語なしにあらゆる表現が不可能な現実。昔の日本語はやはり聞いてみたい。エスペラント語もやはりインドヨーロッパ語族っぽいから日本人に習得は難しそう。弾圧されていたことは知らなかった。やはり国際主義が強く出すぎると、民族性、ナショナリティを脅かし始めるので危険ということか。2018/05/16
しまりす
4
言語が様々な表現に制限をかけている反面、同じ民族のコミュニケーションに必要だし小説も言語が無いと成立しない。目上の人と話をするとき、感覚で話せたらどんなに楽だろうか!日本語の敬語って外国の方にとってすごく難しいと思います、何たって私も上手く使いこなせない。英語が話せないっていう話のところでは何だかホッとしてしまったw2015/07/29
エボシペンギン
3
再読。中学以来くらい?大田氏がこのシリーズの序文に書いているようにこだわっている言葉のもどかしさというものを言語学の巨人にぶつける対談。言葉がいかに世界を広げ、また狭めているか考えるきっかけに。2017/10/02
くまさん
1
言葉というものに,正面から語っている点が心に残った。今まで,言葉そのものに興味がなかったので,言葉の不自由な点や広がりなど,なるほどと感じた。当たり前として使っている言葉。その言葉をもう一度考える切っ掛けをもらった気がする。2019/03/09
FUKU
1
言葉は同じグループの理解を深める一方、別のグループとの壁を高くする。言葉を使った途端、世界を狭くしてしまう。今回は対談も無理なくシンクロして、読後感も共感の多かった回でした。2015/01/13