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美学vs.実利―「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062820783
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0033

内容説明

技術の夢を追求する「電器屋」と、発想で夢を見させる「おもちゃ屋」。栄枯盛衰を繰り返す、激しいゲーム戦争は、ロマンと現実主義の対決だった!ゲーム王国・任天堂をプレステはいかにして切り崩したか?劣勢を挽回したDS、Wiiはなぜ生まれ得たか?日本発で世界を制した両者のゲーム機は、まったく異なる「発想」から生まれていた。久夛良木の肉声に最も接してきたジャーナリストが活写する、熾烈なゲーム戦争の「迫真の舞台裏」。

目次

第1章 「久夛良木健」ができるまで―規格外れのアイデアの源泉
第2章 任天堂の逆を張れ!―予想を裏切った大成功
第3章 「インテル」を凌ぐビジネスモデル―半導体+プラットフォーム=PS2
第4章 ソニー×SCE―歯車が噛み合わない巨人とベンチャー
第5章 手の平サイズ・スーパーコンピュータ―世界が震えた半導体「セル」
第6章 逆を張られたSCE―「脳トレ」「Wii」に思わぬ苦戦
第7章 ソニーから消えるセル―久夛良木路線との訣別

著者等紹介

西田宗千佳[ニシダムネチカ]
1971年、福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、デジタルAV・家電・パソコン・ネットワーク関連など、「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、アエラ、週刊朝日、週刊東洋経済、週刊エコノミスト、月刊宝島、PCfan、YOMIURI PC、AV Watch、「教えて!家電」などに寄稿するほか、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

19
久夛良木健という男。なかなか面白いノンフィクション。2024/10/03

ザカマン

5
SONYは美意識が高いメーカーだと思う。 最近、PS4を売ってPS3&PSPを買い直した。10年以上前とは思えない性能。テレビはtorne以外では見る気もしなくなってしまった。DVD見るならPS3が知る限り1番綺麗。2019/11/01

まめタンク

3
2013年23冊目。久夛良木は本書のタイトルにもなっている「美学vs.実利」と常に戦っていた。本書は技術と戦い続けた男の物語だ。もしかすると、久夛良木が戦ってきたのは任天堂ではなくソニーだったのかもしれない。本書は、そんじょそこらの小説よりも抜群に面白い。2013/02/18

shigoro

2
任天堂の裏を張って、プラステを成功させたが、逆に裏を張られて、Wiiに主導権を持ってかれたな。PS2の時点で確かにグラフィックとか行くとこまで行った感じあったからな。それを更に高度化させてもソフト側がついていけないのは明白だった気もするが。ただPSXやPS3のBDのような家電との間で、うまくバランスが取れなくなってしまったのが最大の失敗だと思うけどね。 2011/07/10

まめタンク

1
2019年53冊目。たぶん、久夛良木さんがいなかったら今のゲーム産業ほ無かっただろう。本書のタイトルにもあるように、プレイステーションは美学を追求しながら実利と戦い続けた。まさに夢の箱、それこそがプレイステーションの美学なのかもしれない。2019/02/15

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