内容説明
「能力もないクセに」社内政治にうつつを抜かすのではなく、「能力がないから」社内政治に奔走している!?経営戦略のプロが、論理的思考の「起点」となる「前提」を疑う視点を提供し、実効性のあるロジカル・シンキングの実践法を提案。取り上げたのは、「部門間のセクショナリズムのために、社内コミュニケーションが阻害されて部門間の連携がうまくいかない」「当社のトップには、明確なビジョンがない」「当社はいまだに学歴重視で採用しているために、本当に必要な人材がとれていない」「成果主義を導入したが、不満が続出したので元に戻す。日本企業には成果主義はそぐわない」などといった、経営書やマスコミへの登場頻度が高く、その意味で「重要な問題」と考えられているものばかり。
目次
第1章 「前提」が変われば「行動」が変わる(ジャイアンの論理;論理の「起点」「前提」を考える重要性)
第2章 組織を考える「前提」(組織を考える;制度を考える;役割を考える)
第3章 戦略を考える「前提」(経営ビジョンを考える;戦略意思決定を考える;戦略実行を考える)
第4章 人を考える「前提」(人の採用を考える;人の活かし方を考える)
第5章 「起点」「前提」を間違えないために(「前提」こそが結論を支配する;なぜ「前提」を軽視してしまうのか;経営を考える十大前提)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Perfectchain
1
ロジカルシンキングの前提に関する本かと思いきや、 決まった幾つかのテーマに対して、こんな考え方もあるよ的な内容。 そこそこ。2012/01/08
きっちょむ
0
会社の本棚にあった本。予想に反して、終盤の人材に関する章の読み応えが秀逸だった。読む価値はありました。2014/12/11
Uzundk
0
いろんな意見はあるが、それぞれ前提持ちが鵜から話がかみ合わない、実際に感じていた距離感に少しだけ納得した。組織も悪いとは言うが、それ以上にこちらも準備不足だった点もはっきり自覚した。 暗黙の、誤りがちな前提を、本当に目指すべき目標を振り返って立て直す事から始めたい。2014/06/04
ミッキー
0
読みやすいのに、納得出来る内容です。我が身を振り返るためにも活用できると思います。自分も思い当たるし、世間的にありそうなテーマが揃っていました。経営層は変わらないことが仕事というのは自戒も含め印象に残りました。変わらなきゃと思うばかりに、変えることが目的になっていたかもしれない。2013/03/14
wataruo
0
何かを「やりたい!」とか「変えたい!」と思っているビジネスパーソンならこの本は読んでおくべきだろう。議論が噛み合わなかったり、相手が言ってることが腑に落ちない時は相手の前提を確認してみると、「あ〜そういうことだったのか」と思うことは案外多いと思う。2012/04/05
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