講談社+α文庫<br> 霊魂や脳科学から解明する 人はなぜ「死ぬのが怖い」のか

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講談社+α文庫
霊魂や脳科学から解明する 人はなぜ「死ぬのが怖い」のか

  • 前野 隆司【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 講談社(2017/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062817271
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0110

出版社内容情報

「脳と心」の最前線では「死」とは一体何なのか? 無宗教の日本人が先を恐れず今を幸せに生きるために、知っておきたい斬新な死生観人間以外の動物は死を恐れない。なぜ人間は「死ぬのが怖い」のか? 
「脳と心」の最前線では「死」とは一体どう説明されるのか? 
はたまたブッダ、ダーウィン、霊魂、クオリアと、宗教、進化論、心理学、哲学、脳科学まで分野横断で人類共通の悩み、怖さに迫る。すると見えてきたのは、すべてが幻想!? という最先端脳科学の衝撃の結論。しかし、そんな理屈だけでは「怖い」は克服できない。著者は、科学技術も人間も社会もシステムという視座で捉え問題解決に取り組む。そこから幸福学の第一人者として活躍、脳の無意識研究でも先鞭をつけてきた。本書では、自殺や東洋思想、幸福学などから、人が「死」をいきいきとした「生」へと還元する7つのルートを示す。興味しんしんのうちに新たな死生観が身につく現代日本人のための必読書。

村上憲郎氏(元グーグル米国本社副社長兼グーグル日本法人代表取締役社長)絶賛!
「主著『脳はなぜ「心」を作ったのか』で、独自の「受動意識仮説」を易しく解説してくれた前野教授が、今度はその仮説を使って「死」について易しく網羅的に解説してくれました。「死が怖い」人も「死が怖くない」人も「死」について考える上では、必読でしょう。」

*本書は2013年1月に小社より刊行された『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』を文庫化したものです。

プロローグ――自分という存在の孤独
第一章 人はなぜ死ぬのが怖いのか?
 脳科学、進化生物学などでどこまでわかるか
第二章 死後の世界や霊魂は存在しないのか? 
 宗教の死生観を科学的に考える
第三章 死ぬのが怖くなくなる方法がある
 死の統合学、システムデザイン・マネジメント学
第四章 ルート1「お前はすでに死んでいる」 
 心は幻想だと理解する道
第五章 ルート2「自殺は悪か?」 
 すぐ死ぬことと後で死ぬことの違いを考える道
第六章 ルート3「人生は〇・一八秒」 
 自分の小ささを客観視する道
第七章 ルート4「死の瞬間は存在するか?」 
 主観時間は幻想だと理解する道
第八章 ルート5「あなたというメディア」 
 自己とは定義の結果だと理解する道
第九章 ルート6「達人へのループを描け」
 幸福学研究からのアプローチ
第十章 ルート7「いい湯だな♪」 
 リラクゼーションと東洋思想からのアプローチ
エピローグ――死ぬのは怖くない
文庫版エピローグ――死ぬのは怖くない(右脳編)


前野 隆司[マエノ タカシ]
著・文・その他

内容説明

人間以外の動物は死を恐れない。なぜ人間は「死ぬのが怖い」のか?霊魂から脳のクオリアと、宗教、心理学、進化論、哲学、脳科学まで分野を横断して人類共通の悩みに迫る。そしてその先に見えてきたのは、すべてが幻想!?という脳科学の衝撃の結論。しかし理屈だけでは「怖い」は克服できない。著者はそこで、「死」を生き生きとした「生」へと還元できる7つのルートを示す。知的興奮を味わううち、新たな死生観が見につく現代日本人の教養書。

目次

第1章 人はなぜ死ぬのが怖いのか?―脳科学、進化生物学などでどこまでわかるか
第2章 死後の世界や霊魂は存在しないのか?―宗教の死生観を科学的に考える
第3章 死ぬのが怖くなくなる方法がある―死の統合学、システムデザイン・マネジメント学
第4章 ルート1「お前はすでに死んでいる」―心は幻想だと理解する道
第5章 ルート2「自殺は悪か?」―すぐ死ぬことと、あとで死ぬことの違いを考える道
第6章 ルート3「人生は〇・一八秒」―自分の小ささを客観視する道
第7章 ルート4「死の瞬間は存在するか?」―主観時間は幻想だと理解する道
第8章 ルート5「あなたというメディア」―自己とは定義の結果だと理解する道
第9章 ルート6「達人へのループを描け」―幸福学研究からのアプローチ
第10章 ルート7「いい湯だな♪」―リラクゼーションと東洋思想からのアプローチ

著者等紹介

前野隆司[マエノタカシ]
1962年、山口県生まれ。東京工業大学卒。同大学大学院修士課程修了。キヤノン株式会社入社。カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、ハーバード大学客員教授、慶應義塾大学理工学部教授など歴任。現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。博士(工学)。ロボットや脳科学の研究を経て、「人間にかかわるシステムならばすべて対象」「人類にとって必要なものを創造的にデザインする」という方針のもと、理工学から心理学、社会学、哲学まで、分野を横断して研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tenouji

12
この本を、大病院のラウンジで、読むという読書体験。「死」の恐怖を題材にして、人間の「意識」の捉え方について語っている。やや論考は粗い感じがあるが「無意識的な決定」を話すあたりからが、本題かな。2017/12/08

ががが

10
エピローグの最初の文、「死は人生最大の関心事であるはずだ。何しろ、「先のことを考えて生きなさい」の究極なのだから。なのに、いかに僕たちは日常生活で死のことを考えないことか。」これに深く共感した。最初に「死ぬのが怖い」ということの理由を述べ、その後にどうしたら怖くなくなるのかというのを7つのルートで提案している。哲学から生物進化学、幸福学と学際的にさまざまな知見を援用していて、一つの考え方の枠内であることを断りつつ、分析の方法として議論が紛糾しないようにしっかり交通整理してあるところも好印象だった。2017/11/22

日向夏

9
読み終わるころには、そんなに生きていることに執着しなくてもよいのかもしれないという気はしてくる。それでも違和感がぬぐえない。「しょせん心は幻想」だとか、人一人の命なんて雨の一粒のようなものと言われると、命を軽視しているような気がしてしまう。日本社会において、命は最優先でなによりも大切なものという認識が広まっているなか、にわかには受け入れがたい。大事な人や小さい子が不条理にも亡くなったときに「今死んでも50年後に死んでも大差ない」なんて絶対言えないでしょう。2019/06/07

くらーく

6
今週はこれが当たり。いや、同感ですわ。当初は死ぬのが怖くないで書き始めたらしいけど、その通りだと思います。第十章ルート7は、頷くこと多々。いやー、本当にその通り。いい湯だな~♪ですわ。 生まれてくるのも初体験で記憶も無いし、死ぬのも初体験でたぶん記憶も無いし、経験を分かち合うこともない。そんなもんでしょ。1回は必ず体験しなきゃいけないんだし。 不思議よね、死を恐れるのって、想像力が過剰なのか不足なのか。死に至る過程での痛みや苦しみは恐れるけど、でも、それも体験談を聞けないのでどの程度か分からないしね。2023/09/02

Minyole

6
「科学的な見地から帰納する」とは言うものの、最初に自分の論点に合わない考え方を「帰納」で排除した後に、自分の論旨を必ずしも帰納しているとはいいきれない方法で自由に展開しているように感じました。また、ガサガサした文体も好きではありません。しかしながら、そういう点を差し引いても、読む価値はあったと思います。生きることについての心の持ち方の参考になりました。本文では自分は死ぬのは怖くないと豪語していたのに、本書を執筆したら死ぬのが怖くなった、と文庫版あとがきにあるのも正直でよいと思いました。2017/09/14

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