講談社＋α文庫 ゲバゲバ人生―わが黄金の瞬間

大橋 巨泉【著】

講談社（2016/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 640p／高さ 15cm
• 商品コード 9784062816892
• NDC分類 289.1
• Cコード C0176

出版社内容情報

テレビが一番面白かった時代、いつも中心にはこの人がいた。『１１ＰＭ』『クイズダービ―』などの裏側と、華麗なる有名人との交友録テレビが一番面白かった時代、いつも中心にはこの人がいた。
『１１PM』『ゲバゲバ90分！』『クイズダービー』『世界まるごとHOWマッチ』……。
数々のヒット番組の裏側、有名人との交流、そして突然のセミ・リタイア宣言まで、大橋巨泉がすべてを書き尽くした！

まえがき
第一部　ジャズとともに青春は［一九三四年?一九六五年］
第一章　敗戦の記憶
第二章　俳号「巨泉」誕生
第三章　母の死
第四章　共稼ぎの貧乏生活
第五章　放送作家からタレントへ
第二部　『11ＰＭ』の時代［一九六五年?一九七三年］
第一章　野球は巨人、司会は巨泉
第二章　大ヒットＣＭの誕生
第三章　二度めの結婚
第四章　カナダ取材ツアー
第五章　東京を離れる決心
第三部　日本脱出への布石［一九七三年?一九九〇年］
第一章　「晴ゴル雨将」
第二章　巨泉ゴルフ・トーナメント開催
第三章　転換期
第四章　気がつけば五十歳
第五章　You can't have everything
あとがき
大橋巨泉の主な著作一覧
大橋巨泉の主なテレビ・ラジオ出演作一覧


大橋 巨泉［オオハシ キョセン］
著・文・その他

内容説明

好きなように生きてきた！『１１ＰＭ』『クイズダービー』『世界まるごとＨＯＷマッチ』テレビを知り尽くした男の豪快自伝！華麗なる有名人との交流。秘話満載！

目次

第１部　ジャズとともに青春は「一九三四年～一九六五年」（敗戦の記憶；俳号「巨泉」誕生；母の死；共稼ぎの貧乏生活；放送作家からタレントへ）
第２部　『１１ＰＭ』の時代「一九六五年～一九七三年」（野球は巨人、司会は巨泉；大ヒットＣＭの誕生；二度めの結婚；カナダ取材ツアー；東京を離れる決心）
第３部　日本脱出への布石「一九七三年～一九九〇年」（「晴ゴル雨将」；巨泉ゴルフ・トーナメント開催；転換期；気がつけば五十歳；Ｙｏｕ　ｃａｎ’ｔ　ｈａｖｅ　ｅｖｅｒｙｔｈｉｎｇ）

著者等紹介

大橋巨泉［オオハシキョセン］
１９３４（昭和９）年、東京両国生まれ。本名・克巳。早稲田大学第一政経学部新聞学科中退。ジャズ評論家、テレビ構成作家を経て、１９６５年、『１１ＰＭ』への出演を機にテレビタレントに転身。以後、数々のヒット番組を手掛けた。１９９０（平成２）年、セミ・リタイアを宣言（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[ホークス]

一時代を作ったタレント・司会者大橋巨泉による1934〜90年、56歳までの自伝。25歳から40歳までが面白い。日本が貧しくイケイケの時代。放送作家として、戦前の価値観に個人主義と新しさと行動力で対抗する。今なら許されぬエピソードの数々を、歴史と捉えるかは読者次第。マリファナ、ギャンブル、風俗の話。クイズ番組の事前リークは本当に時効なのかな。自分の恋愛、結婚、家族関係も率直すぎるほど書いてある。後半は、マスコミ、ゴルフ、野球、政治などの有名人が大行進。確かに凄いが義理で書いてる感じ。才人だった事は間違いない

2019/08/30

[ばんだねいっぺい]

「好きなように生きてきた！」。帯に偽りなし。もう脱帽(笑)単に偉そうなオヤジという印象からしょうがねーなーこのオヤジはにチェンジ。

2016/08/12

[踊る猫]

「時効だから」と称して結構とんでもないことが暴露されていることにヒヤヒヤしてしまうし、またそこが読みどころとも言える。ただ、文章は面白いのでグイグイ読ませる。困った面白さに満ちた本、と呼ぶべきだろうか。なぜこの人がエラソーなのか子どもの頃はわからなかったのだが、こうやって読むと時代を築いて牽引したパイオニアであったことがわかる。その自負が、ふくよかな筆致で綴られるので改めて大橋巨泉というひとりの俗物の凄味を知った。なりたい姿とは言えないが、真似できないからこそ凄い人だとも言える。テレビ黎明期の偉人の一コマ

2020/10/07

[緋莢]

２００４年、著者が７０歳の時に刊行された自伝。セミ・リタイア、冬はオセアニア、夏はカナダ、春秋は日本で過ごす、著者曰く「ひまわり生活」を行うようになるまでが 書かれています。自分の著者のイメージは、セミ・リタイア後、日本にやって来た時に「お前の番組に出てやる」と言って出演しているもので、「世界まるごとHOWマッチ」や「クイズダービー」の司会をしていたのを見たというのをギリギリ覚えているぐらいです（続く

2020/08/01

[阿部義彦]

ゲバゲバ90分は本当に面白かったです。構成作家にはかなり金をかけて一流どころを使ってたんですね。中原弓彦（小林信彦）さんの名前もでてきます。巨泉さんの番組は11PMから本当にお世話になりました。とにかくテレビの黎明期から黄金期を駆け抜けてプレイボーイの浮名を流し、ゴルフ、釣り、ボーリング、麻雀、競馬、日本の高度成長期を象徴する存在だと思います。ハッパフミフミで万年筆会社を救った話、何故司会の際にゲストの同業者に敬称をつけないでに呼び捨てにするかなど、今だからこそ話せる成程話などが満載。

2016/08/11