出版社内容情報
「名君・西太后」唯一の評伝!清の近代化推進プロセス、改革派の人材登用、宦官との秘められた恋――知られざる人物像に迫る!時は19世紀末。日清戦争後、衰退の一途をたどる大国・清では、帝国主義時代の西欧列強による非情な領土争奪戦が始まっていた。
無気力な皇帝をはじめ、優柔不断な男たちに業を煮やした慈禧(西太后)は、国内で起こった政治改革運動「戊戌の変法」を契機に再び指導者に復帰するが、もはや国力の衰えは如何ともしがたく、清はいよいよ最後の時を迎えようとしていた……。
誰もなしえなかった長期的な統治の秘密を、膨大な記録をもとに明らかにする!
『ワイルド・スワン』『真説 毛沢東』著者が描き切る清の興亡!
ユン・チアン[ユン チアン]
著・文・その他
川副 智子[カワゾエ トモコ]
翻訳
内容説明
時は19世紀末。日清戦争後、衰退の一途をたどる大国・清では、帝国主義時代の西欧列強による非情な領土争奪戦が始まっていた。無気力な皇帝をはじめ、優柔不断な男たちに業を煮やした慈禧(西太后)は、国内で起こった政治改革運動「戊戌の変法」を契機に再び指導者に復帰するが、もはや国力の衰えは如何ともしがたく、清はいよいよ最後の時を迎えようとしていた…。誰もなしえなかった長期的な統治の秘密を、膨大な記録をもとに明らかにする!
目次
第4部 光緒帝、跡を継ぐ(一八八九~一八九八年)(承前)(中国を没落させた和平(一八九五年)
中国争奪戦(一八九五~一八九八年))
第5部 表舞台へ(一八九八~一九〇一年)(戊戌の変法(一八九八年)
慈禧暗殺の筋書き(一八九八年九月)
光緒帝廃位に燃やした執念(一八九八~一九〇〇年)
世界を敵にまわして―義和団と組む(一八九九~一九〇〇年) ほか)
第6部 近代中国の真の革命(一九〇一~一九〇八年)(北京への帰還(一九〇一~一九〇二年)
欧米人との友好(一九〇二~一九〇七年)
慈禧の革命(一九〇二~一九〇八年)
投票!(一九〇五~一九〇八年) ほか)
著者等紹介
ユンチアン[ユンチアン]
1952年、中華人民共和国四川省生まれ。文化大革命が吹き荒れた1960年代、14歳で紅衛兵を経験後、農村に下放されて農民として働く。以後は「はだしの医者」、鋳造工、電気工を経て四川大学英文科の学生となり、苦学ののちに講師となる。1978年にイギリスへ留学、ヨーク大学から奨学金を得て勉強を続け、1982年に言語学の博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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