講談社+α文庫
南シナ海が“中国海”になる日―中国海洋覇権の野望

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062816434
  • NDC分類 319.22
  • Cコード C0198

出版社内容情報

米中衝突は不可避となった! 新帝国主義的覇権主義の危険なゲームが始まった。地政学アナリストが占う危険な中国の野望とアジア。米中衝突は不可避となった! “赤い中国”による新帝国主義的覇権主義の危険なゲームが始まる。
海底資源が豊富で、インド洋と東シナ海、日本海を結ぶ世界経済の大動脈・南シナ海。海洋大国をめざす中国は南シナ海の覇権奪取を目論み、周辺諸国と一触即発の状態になっている。

すでに国力の貧弱なフィリピンは完全に見下され、スプラトリー諸島を戦火を交えることなく中国に奪われた。
だが、南シナ海周辺諸国には経済力のあるシンガポールや台湾、マレーシア、中国を恐れぬ国ベトナムなど強敵がひしめいている。

“影のCIA”とも噂される民間情報機関「ストラトフォー」の地政学アナリストのロバート・D・カプランが、周辺国を歩いてつぶさに観察し、現地の学者や政治家に取材して、今後の南シナ海情勢を予測する。

危険な中国の野望とアジアの将来。

マーティン・デンプシー米統合参謀本部議長絶賛!

プロローグ チャンパ遺跡で考えたこと
第1章  人道・平和主義者のジレンマ
第2章  中国のカリブ海
第3章  ベトナムの行く末
第4章  文明入り混じるマレーシア
第5章  「よい独裁者」がいる都市国家シンガポール
第6章  植民地時代の重荷に苦しむフィリピン
第7章  アジアのベルリン・台湾
第8章  北京の思惑
エピローグ ボルネオ島のスラム街


ロバート.D・カプラン[ロバート.D カプラン]
著・文・その他

奥山 真司[オクヤマ マサシ]
翻訳

内容説明

米中衝突は不可避となった!新帝国主義の危険なゲームが始まる。海底資源が豊富で、インド洋と東シナ海、日本海を結ぶ世界経済の大動脈・南シナ海。海洋大国をめざす“赤い中国”は南シナ海の覇権奪取を目論み、周辺諸国と一触即発の状態になっている。“影のCIA”とも噂されるアメリカ民間情報機関「ストラトフォー」の地政学アナリストが占う、危険な中国の野望とアジアの将来。

目次

プロローグ チャンパ遺跡で考えたこと
第1章 人道・平和主義者のジレンマ
第2章 中国のカリブ海
第3章 ベトナムの行く末
第4章 文明入り混じるマレーシア
第5章 「よい独裁者」がいる都市国家シンガポール
第6章 植民地時代の重荷に苦しむフィリピン
第7章 アジアのベルリン・台湾
第8章 北京の思惑
エピローグ ボルネオ島のスラム街

著者等紹介

カプラン,ロバート・D.[カプラン,ロバートD.] [Kaplan,Robert D.]
世界的なインテリジェンス企業、米ストラトフォーの地政学チーフアナリストの他、ワシントンのシンクタンク「新米国安全保障センター」の上級研究員や、高級誌である『アトランティック』誌の外交・安全保障担当記者を長年務める、フリーランスの国際ジャーナリスト。米政権ブレーンとして国防総省・防衛政策協議会のメンバーも歴任。2012年には、『フォーリン・ポリシー』誌による「100人のグローバルな思索家」に選出される

奥山真司[オクヤママサシ]
国際地政学研究所上席研究員、青山学院大学非常勤講師。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学卒業。英国レディング大学大学院博士課程修了。戦略学博士(Ph.D)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

23
南シナ海を取り囲む国々の簡単な歴史的、政治的背景など語られる。しかし西洋的な目線であまり深く追求はされていないし、Xデーがーいつなのか、何が起こればどうなるかなど記述はない。欧米ではいくつかベストセラーを出しているようだが、専門的な見解はあまり見られない。これを読むなら昨日読んだ平松茂雄氏の中国本の方がずっと参考になる。2019/06/29

Shinya Fukuda

2
中国の軍事力が南シナ海をどう変えるかがテーマになる。書かれたのが2014年。その後中国の圧力は更に強まりアメリカは後退を続ける。南シナ海は中国にとってアメリカのカリブ海だという見立て、また、中国以外は弱い国ばかりなのでフィンランド化していくという見立てはユニークだ。中国の影響を受ける国としてベトナム、マレーシア、シンガポール、フィリピンそして台湾が取り上げられる。唯一中国に対抗できるのはベトナムだという。これにはベトナムの歴史や文化を見れば納得できる。フィリピンは未だ半植民地。台湾はリアリスト。的確な評価2022/02/11

Studies

1
面白い。2017/08/12

犬養三千代

1
周辺国の状況も良く解った。 中華が中華でなかったのは清から第二次世界大戦までのこと。(元も)そのほとんどの歴史はアジアの中心。今さら何⁉ なりふりかまってない中国にどの国も対抗できない。2016/10/06

東側ギャン

1
分析に価値はあるけどストラスフォー特有な雑な東アジア分析(日本朝鮮中国)が目に付く。訳者も言っているとおり彼は”日本”に興味がないのではないかと、別に親中ってわけじゃなくて日本に興味がないので中国の言い分をそのまま咀嚼することなく流している感じなので日本人から見ると反日ってよりは雑な分析が目に付いた。東南アジアはどうなんだろ?2016/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10101921
  • ご注意事項

最近チェックした商品