講談社+α文庫<br> 日本をダメにしたB層の研究

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講談社+α文庫
日本をダメにしたB層の研究

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062816212
  • NDC分類 361.62
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「いつから日本はこんなにダメになったのか?」――すべての日本人の素朴な疑問に答える本が誕生した!「騙され続けるB層」解体新書依然として安倍内閣の支持率が落ちない中、現代日本で起こっているさまざまな「くだらない」現象を読み解くキーワードが「B層」である。著者はすでに「ゲーテの警告」「ニーチェの警鐘」の二冊の+α新書で、偉大なる哲学者、教養人の言葉を引きながら、近代大衆社会の末路が現在であり、それを象徴しているのが「B層」の横行であることを指摘し、多くの支持を得ている。
「B層」=比較的IQの低い、騙されやすい人間たち、の特徴を細かく解説しながら、多くのB層に支持された民主党がかくも無様に崩壊した理由、そしてまた懲りもせず橋下徹の一挙手一投足に一喜一憂するB層の「勘違い」の害毒を、あらゆるジャンルで分析しながら、あぶりだしていく。

B層用語辞典
はじめに 参加したがる時代
第一章 B層とはなにか?
知らないことは言わないほうがいい 偽史はこうしてつくられる B層は単なる無知ではない B層は陰謀論が好き 大衆とB層との違い  神奈川県を独立国にする? 現代人の未来信仰 ほか
第二章 今の世の中はなぜくだらないのか?
B層が行列する店 氾濫するB層鮨屋 デブブームは不健康ブーム 口パクを擁護する B層を利用する英会話ビジネス 国際人など存在しない 保守を偽装する人 大学教授の学力崩壊 人権派が政治をダメにする ほか
第三章 今の政治家はなぜダメなのか? 
小沢一郎の正体 土井たか子と小沢の売国活動 ポピュリズムはなぜ暴走したのか。 橋下徹というデマゴーグ ほか
第四章 素人は口を出すな!
国民は成熟しない 誰もが参加したがる時代 全体主義のロジック 民主主義はキリスト教カルト 「民意は悪魔の声である」 ほか
おわりに 新しいものはたいてい「嘘」


適菜 収[テキナ オサム]
著・文・その他

内容説明

「いつから日本はこんなにダメになったのか?」―すべての日本人の素朴な疑問に答える本が誕生した!「騙され続けるB層」とそれを利用し、踊らせ続けるA層―この構図こそが日本人をくだらなくさせている元凶である。政治、文学、芸術、音楽、グルメ、スポーツ、あらゆる分野で破綻を見せ始めている「近代大衆社会」の行く末を、この上なくわかりやすく解説する教養としてのエンターテイメント。

目次

はじめに 参加したがる時代
第1章 B層とはなにか?
第2章 今の世の中はなぜくだらないのか?
第3章 今の政治家はなぜダメなのか?
第4章 素人は口を出すな!
おわりに 新しいものはたいてい「嘘」

著者等紹介

適菜収[テキナオサム]
1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。早稲田大学で西洋文学を学び、ニーチェを専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いろは

20
怒りと、笑いと、納得の、小説を読んでいるときと同じような感情を与えてくれる作品だった。そして、世の中のいろんな所を叩くという面では、著者自身の自信のなさが感じられた。しかしながら、著者は世の中を斜めから見るのではなく、真っ正面から見ているのが感じられる。現代人に珍しい、正しい姿勢の批判者である。この作品の内容は基本的に批判であるが、実際には世の中を暴いていると言った方が正しいかもしれない。著者の作品には、いろんな意見があると思うが、私には彼の考察の角度が大変面白いものだった。いつかは、私が彼を叩きたい。2017/04/02

猫丸

16
「バカがスタンダード化すると、どんどん暮らしにくい世の中になるから困る」と言っている。まあ、その通りですねとしか。安倍、石原慎太郎、菅直人、維新の連中がバカなのは明白だけれど、橋下はバカではなくて「悪」の範疇じゃないかな、どうでもいいけどさ。全編各方向へ毒を吐く本。いちばん笑ったのは冒頭のB層用語辞典にある【相田みつを】の定義「居酒屋メニュー書体の開発者」。【ポリコレ】は「政治的には正しいが普通に考えたら正しくないこと」ですって。威勢のよい呉智英な感じ。ちゃんとした本を書けるか人なのかどうかは不明。2023/10/18

阿部義彦

14
文庫版で出たので新刊で買って読みましたが、実は単行本で今年の5月に読んで感想も書いてました(笑)でも、文庫化にあたり、新たな別な雑誌に書いた文章も組み込まれてきたので、まあ、面白いことには変わりないです。ブックオフにも通い慣れてるので、今更ダブリ買いを恐れてはいませんです。橋下がB層の典型として、まな板に乗っけられて笑えますよー。2回読んでも損した気はしないです。2015/10/01

坊っちゃん

12
★★★ 「小泉純一郎を継承し、アメリカの言いなりになって構造改革路線を厳守する安倍晋三内閣の支持者たち」(本書の帯より)である「B層」と呼ばれる人たちについて書かれた本。近代主義者でIQの低い人たちの事を、著者が哲学者の言葉を引用しながら超上から目線で解説してくれます。「B層」は2005年の郵政選挙の時に自民党が広告会社に作らせた資料に出てくる言葉。「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」。なるほどね。確かにそういう人、たくさんいたなあ。(コメント:2019/09/05)2019/08/26

すみけん

12
共感できるところもあるが、アクが強すぎてついていけないところもある。後味はあまり良くない。文庫化されてから読んだので、現状の日本を見てのコメントを聞いてみたい、って、これもB層のスタンスか?2016/12/01

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