出版社内容情報
カリスマ現代文講師が、講義形式で日本近代文学の名作に隠されたメッセージを解き明かす。論理的読解術で、面白いほどよくわかる!
カリスマ現代文講師が、講義形式で日本近代文学の名作に隠されたメッセージを解き明かす。論理的読解術で、面白いほどよくわかる!
内容説明
日本近代文学、珠玉の名作をカリスマ現代文講師が、講義形式で解説。名作に隠されたメッセージを解き明かす。出口式、論理的読解術で、面白いほどよくわかる!出口先生、そして生徒の「あいか」とともに、名作を味わうポイントを学んで、深読みして、日本人必須の教養を身につけよう!
目次
夏目漱石「こころ」
おさらい・3分でわかる日本文学
谷崎潤一郎「春琴抄」
川端康成「伊豆の踊子」
太宰治「女の決闘」
三島由紀夫「憂国」
著者等紹介
出口汪[デグチヒロシ]
1955年、東京都に生まれる。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は日本の近代文学。在学中から予備校の教壇に立つ。広島女学院大学客員教授。出版社・水王舎を経営。出口王仁三郎の曾孫(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lee Dragon
18
夏目漱石の「こころ」、なぜこのタイトルなのかも時代背景も含めて解説してくれて面白かった。川端康成の伊豆の踊り子、谷崎の春琴抄や三島の憂国の紹介もあって、これを読んで感じ入る感性が育ってきていることに自分でもちょっとびっくりしている。 飲み会で話される陳腐な恋愛の話に飽きてしまっているのも無理はないなと思った。精神世界の話まで広げてくれなければ、そこに趣は感じない。2023/01/01
ひつじねこ
4
筆者とガイドキャラクター・あいかの対話形式による名作の魅力再発見作品。作品の中に配置されているものや描かれていることを順に追うことで、1つの解釈に辿り着く理路が丁寧に示されている。こういうことを国語の授業でされていない人も多かろう。何となくの読み方しか知らない人にはぜひ。あるいは、読書は好きだけど全体に向けた授業ではいまいち乗れないという人にも向いているかもしれない。あくまで読書初心者向けなので物足りないという人は、それはそれ。日本近代文学の流れも何となくわかるし、中高生には面白いのではないだろうか。2015/06/06
本虫
2
あいかちゃんという女子高生を聞き手に配すことで、非常に読みやすいものに仕上がっており、うまい仕掛けだと感じました。 1つだけ苦言を呈するとすれば、あいかちゃんが鋭すぎて、あいかちゃんの気付きにも解説が必要そうなことくらいかと笑 2017/06/24
ken
2
漱石、谷崎、川端、太宰、三島の作品を解説。受験現代文でお馴染みの筆者だが文学もイケるようで守備範囲が広そうな匂いがする。2016/12/27
アキ
1
よかった わかりやすい 夏目漱石のこころの解説がよかった また名作をよもーっと2015/07/31