講談社+α文庫<br> コシノ洋装店ものがたり

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講談社+α文庫
コシノ洋装店ものがたり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062814430
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

コシノ三姉妹「お母ちゃん」の自叙伝

国際的なファッションデザイナーとして活躍を続けるコシノ三姉妹、ヒロコ、ジュンコ、ミチコを、女手ひとつで育て上げた母親は、自身も強烈な個性を持つデザイナーだった。戦前の洋服黎明期に洋裁と商いの修業をし、結婚後はときに子を顧みず仕事に没頭し、夫との死別後は道ならぬ愛を貫き、コシノ洋装店を繁盛させた。父親から受け継いだ自由な生きざまを、娘たちに背中で見せることで昇華させた、小篠家ゴッド・マザーの物語。

●女学校を中退して、パッチ屋で奉公
●父の差し金で修業先を転々
●独立して、百貨店や病院の制服を受注
●婿養子をもらうも、死別後は妻子もちと恋に
●三姉妹の養育は自由奔放に、ときには援助を

※本作品は2001年10月、小社より刊行された『やんちゃくれ――コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記』を、文庫収録にあたり改題、再編集したものです。

小篠 綾子[コシノ アヤコ]
著・文・その他

内容説明

国際的なファッションデザイナーとして活躍を続けるコシノ三姉妹、ヒロコ、ジュンコ、ミチコを、女手ひとつで育て上げた母親は、自身も強烈な個性を持つデザイナーだった。戦前の洋服黎明期に洋裁と商いの修業をし、結婚後はときに子を顧みず仕事に没頭し、夫との死別後は道ならぬ愛を貫き、コシノ洋装店を繁盛させた。父親から受け継いだ自由な生きざまを、娘たちに背中で見せることで昇華させた、小篠家ゴッド・マザーの物語。

目次

プロローグ 父と私、私と娘―コシノ家の生き様とは
第2章 父と娘の二人三脚
第3章 男と女―夫婦というもの
第4章 別れと出会い
第5章 恋という名のあだ花
第6章 我が子との戦い
エピローグ 私の道はまだ続く―三姉妹から四姉妹へ

著者等紹介

小篠綾子[コシノアヤコ]
1913年、大阪・岸和田生まれ。呉服商の長女として育つ。家業が呉服商であるにもかかわらず、洋装に憧れ、女学校を中退して、15歳でパッチ縫いの店に奉公人として入る。父の差し金で幾度か店を替えた後、洋装店のデザイナーとして独立。オートクチュールの草分け的存在となる。夫の戦病死の後、女手ひとつで娘3人を育てあげた。ヒロコ、ジュンコ、ミチコの三姉妹は世界的なファッションデザイナーとして成功した。娘たちの成功を見守りながら、岸和田で洋装店の経営を続け、1987年に「アヤココシノ」ブランドを発表。2006年、92歳のとき、脳梗塞で逝去した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七色一味

50
読破。コシノ・ジュンコとなにか関係が? と思ったら、お母様だったのですね(笑) 一応本棚的にはドキュメントに放り込んでおきますが、NDCでは日本の個人伝記(289.1)、自叙伝という扱いですか…。明治、大正生まれの女性は、その世相的に結構抑圧された人生を歩んでいる方が多いかと思うのですが、ときどき、思い出したかのようにこういう型破りな人生を歩む「強さ」を持った女性──女傑が現れるような気がします。そう言う方に見守れられて育った三人娘は、世界を股にかけての活躍。この母親にしてこの子(達)あり。2012/12/02

Willie the Wildcat

30
自分に素直であり一途。人生を謳歌。一貫性故の誤解も周囲、特に家族が支援。父親の生き様、そして陰日向ない教えが、著者の礎という気がする。直向さに好感。一方、親としての葛藤が印象的。”親として”って何だろう・・・。与え、与えられる。「支え」なのかなぁ。私の場合、日々親業を反省する中で、まだその真の解は見えない。心のつながり、距離感が羨ましい親子だ。2013/11/24

はじめさん

29
岸和田が輩出したファッション界の宗像三女神・コシノ三姉妹。その産みの親、小篠綾子さんの一代記。/ 朝ドラの「カーネーション」を観ていたため、エピソードは概ね史実と同じであったと再認識。綾野剛との禁断ロマンスもまた、普通に「恋」「不倫」といった表現でバンバン登場。身に覚えのない手形とかゲス行為されて心が離れていったみたいだけど。/この本読み、最近の出来事で 連想されるニュースは岸和田だんじり祭や 尾野真千子離婚。「カーネーション」で共演したほっしゃん。とも怪しい噂あった。オーダーメイドもプレタポルテも無縁。2017/09/19

yumiko

25
BSの朝ドラ、再放送「カーネーション」に激嵌り。もう一度糸子に会いたくて探した一冊。ドラマで描かれたエピソードが、ほとんど事実だったことに先ずびっくり。綾野剛とほっしゃんが、二人で一人の人物を演じていたことにも二度びっくり(周防さん…(T_T))でも本当のお父ちゃんはドラマ以上にもっと魅力的。厳しさも愛情と答える娘もまた凄い。あの時代ここまで自分の信念をしっかり持って生きることのできた女性が、どれだけいただろう。大正2年岸和田に生まれ、娘三人をデザイナーとして育て上げた、肝っ玉ゴッド・マザーの力強い一代記2014/10/01

Emi

24
この頃NHKの朝ドラを一気に見ることにハマってて、カーネーションがとても面白かったので読んでみました。女性が仕事を持ち商売をするのが今よりずっとずっと大変だった時代になんともたくましいパワフルな小篠綾子さん。不倫の末の事実婚のくだり以外は割と忠実に、なおかつ深みを与えてドラマにしてたんですね。いわゆる「良い母」ではないけど、自分を信じ己の力で人生を切り拓く母の背中を見て三姉妹は同じ道を志し尚且つ大成されたんでしょう。尾野真千子良かったなぁ。2022/05/07

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