出版社内容情報
「聖徳太子の末裔」を名乗る者は、歴史上になぜ現れなかったのか?
●100年以上も忘れられていた聖徳太子
●天皇と神道との関係
●太子は即位していたのか
●長屋王と聖徳太子をつなぐ「上中下」
●差別される者たちに広がった太子信仰
聖徳太子の活躍した飛鳥時代と現代の日本はよく似ている。――停滞する国力、流動化する大陸との関係、強い政権の不在、大きな変革が待望される社会。悲劇の皇子「山背大兄王(やましろのおおえのみこ)の墓」はなぜ見つからないのか? 「聖徳太子の末裔」を名乗る者はなぜ歴史に現れてこなかったのか? 聖徳太子こそが「古代史の謎」を解く最大の鍵なのである。
日本人の心の底に横たわりながら詳らかにされなかった「天皇と神道」の関係を明らかにする気鋭の論考!
関 裕二[セキ ユウジ]
著・文・その他
内容説明
聖徳太子の活躍した飛鳥時代と現代の日本はよく似ている。―停滞する国力、流動化する大陸との関係、強い政権の不在、大きな変革が待望される社会。悲劇の皇子「山背大兄王の墓」はなぜ見つからないのか?「聖徳太子の末裔」を名乗る者はなぜ歴史に現れてこなかったのか?聖徳太子こそが「古代史の謎」を解く最大の鍵なのである。日本人の心の底に横たわりながら詳らかにされなかった「天皇と神道」の関係を明らかにする気鋭の論考。
目次
序章 「太子信仰」と古代史の闇(一〇〇年以上も忘れられていた聖徳太子;いくつもの仕掛けがあった太子信仰 ほか)
第1章 一神教と日本人の信仰(「八百万の神」の可能性;神道はいつ成立したのか ほか)
第2章 天皇はなぜ恐れられたのか(過去を捨てた縄文人;ヤマト建国で平和な時代は到来したのか ほか)
第3章 「祟る鬼」聖徳太子の正体(蘇我氏と出雲のつながり;復活した日本海勢力 ほか)
第4章 聖徳太子はいなかった(『上宮聖徳法王帝説』というヒント;太子信仰はどうやって広まったのか ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市に生まれる。歴史作家。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史研究をはじめる。1991年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(ワニ文庫)でデビュー。以後、新たな視点から古文書を読み解き、深い洞察と大胆な推理に支えられた著作を数多く発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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