講談社+α文庫
徳川幕府対御三家・野望と陰謀の三百年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062814089
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0121

出版社内容情報

徳川御三家は将軍家を補弼する装置だったという認識は全くの誤りである!

●徳川御三家とはたまたま後世まで生き残った家柄である
●憎悪の一念――吉宗と尾張宗春の八年戦争
●水戸光圀の怒り――綱吉と生類憐みの令を痛罵
●由比正雪の乱――黒幕は紀伊頼宣だった!
●強い危機意識――烈公水戸斉昭の天保改革

水戸黄門などで知られる徳川御三家は当初けっして将軍家の補佐などではなかった。したがって徳川三百年、絶え間ない抗争が幕府、将軍と御三家の間にはつづいたのである。数々の名君を生み、すきあらば政権をねらう御三家があればこそ緊張感をもって三百年が続いたともいえる。知られざる江戸幕府のダイナミズムを、気鋭の歴史学者がビビッドに分析。どんな時代にも常に野心を捨てず生き抜く知恵が学べる一冊!

※本書は2000年、光人社より刊行された『徳川御三家の野望』を文庫化にあたり改題し、加筆、編集をしなおしたものです。

河合 敦[カワイ アツシ]
著・文・その他

内容説明

水戸黄門などで知られる徳川御三家は当初けっして将軍家の補佐などではなかった。したがって徳川三百年、絶え間ない抗争が幕府、将軍と御三家の間にはつづいたのである。数々の名君を生み、すきあらば政権をねらう御三家があればこそ緊張感をもって三百年が続いたともいえる。知られざる江戸幕府のダイナミズムを、気鋭の歴史学者がビビッドに分析。どんな時代にも常に野心を捨てず生き抜く知恵が学べる一冊。

目次

序章 徳川御三家とは(御三家はたまたま残った家柄;「家康にいちばん近い血筋」が将軍後継の原則 ほか)
第1章 頂点をめぐる激闘 将軍家vs.御三家(尾張義直と家光―名古屋篭城計画の顛末;由比正雪の乱―黒幕は紀伊頼宣だった! ほか)
第2章 仁義なき死闘 尾張家vs.紀伊家(将軍の座―吉宗の黒い就任劇;憎悪の一念―吉宗と尾張宗春の八年戦争)
第3章 幕末維新の暗闘 紀伊家vs.水戸家(一橋派と南紀派―将軍継嗣をめぐる幕閣の抗争;無念の涙―家茂の将軍辞任事件 ほか)
第4章 御三家の藩政改革(天災と凶作と―尾張宗睦の評価すべき対策;日々悶々―紀伊茂承の徹底した改革 ほか)

著者等紹介

河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(日本史専攻)。都立白鴎高等学校で日本史を教えるかたわら、執筆活動を行う。第17回郷土史研究賞優秀賞、第6回NTTトーク大賞優秀賞受賞。わかりやすい解説で、テレビ番組「世界一受けたい授業」でも大人気となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

2
御家のために一致団結!なんてのは後生に結果として残った話。実は本家越えを狙っていた徳川御三家と本家との暗闘についての解説本。事前知識として知っていたものから、知らなかったマニアック話まで、かなりの「へ~」話が載ってます(そもそも当初は御三家ではなく、御三家という枠組みは結果として生まれたもの)水戸家のように他家に配慮して、自分の息子を排斥したり、尾張や紀伊のように野心丸出しの行動に出ていたりと、江戸初期は結構落ち着かない時代だったことが覗える。2012/03/30

1
大体が知ってる内容だけども、復習みたいな感じで読みたくなってしまう。欲を言えば御三卿の系譜なんかも絡めてくれれば、もっとドロドロして面白かったのではと思ってしまう。2011/01/23

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