内容説明
戦後長らく続いてきた自民党政治が崩壊し、革命を起こした民主党・鳩山由紀夫。戦後の宰相・東久迩宮から鳩山由紀夫に至るまで、時代をリードしてきた総理は、国民を牽引する知識と力を兼ね備えたカリスマもいれば、崩壊の引き金を引くことになったバカもいた。混迷の時代、生き残るリーダーはいかなる人物なのか。永田町取材歴四十余年の著者が、戦後の歴代総理大臣を徹底分析。豊富な類型から「発想」と「知恵」を学ぶ。苦境脱出へのヒント満載。
目次
新政権編(鳩山由紀夫―「新しいリーダーシップ」の確立なるか「宇宙人的発想」)
昭和編(東久邇宮稔彦―敗戦処理で登場、「皇族首相」のバックボーンを生かす;幣原喜重郎―「民主化」への大任果たすも「退」で汚点;吉田茂―「日本再建のワンマン」は世論におもねずで信念貫徹;片山哲―「政治は精神運動」を信奉した「初の社会党政権」 ほか)
平成編“転換期”としての時代背景(宇野宗佑―「公私」混同のトップリーダー失格例;海部俊樹―「振幅の大きさ」が問われた「雄弁の士」;宮沢喜一―「汚れ役」できずの「孤高の政権」;細川護熙―「パフォーマンス」の限界を見せた「殿様政権」 ほか)
著者等紹介
小林吉弥[コバヤシキチヤ]
政治評論家。1941年8月26日、東京都生まれ。早稲田大学第一商学部卒業。永田町取材歴40年を通じて抜群の確度を誇る政局分析・選挙分析、歴代実力政治家を叩き台にした指導者論など評価が高い。講演、執筆、テレビ出演、新聞、雑誌への寄稿など、多岐にわたって活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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