内容説明
生活雑器を作る職人だった陶工たちが努力を重ねて陶芸家として成長し、人間国宝になっていく姿。父親とともに陶芸家たちを見守ってきた著者が時代背景とともに振り返る、等身大の近現代陶芸史。陶芸すべてのジャンルに傑作を残した北大路魯山人、美濃陶の古窯跡を発掘し、志野復活を遂げた荒川豊藏、備前中興の祖・金重陶陽など、錚々たる陶芸家たちが全てをなげうち作品にかけていく姿が、胸を打つ。カラー口絵24ページで作品を掲載。
目次
父は陶器屋の親父さん―古陶磁再現にわいた時代(染付の器;父の修業時代;魯山人との出会い;ワグネルの新しい技術 ほか)
かばん持ちからの独立―戦後の新しい陶芸界(戦後の混乱;青い目の器好き;走泥社と八木一夫;はじめての人間国宝 ほか)
著者等紹介
黒田草臣[クロダクサオミ]
1943年、鎌倉市に生まれる。明治学院大学経済学部卒業。しぶや(株)黒田陶苑代表取締役。主に近現代の陶芸家の展覧会を企画・プロデュースしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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