講談社+α文庫
「カネ儲け」至上主義が陥った「罠」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062812924
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0195

内容説明

金融ビッグバン以降、規制緩和、金融自由化が推し進められた結果、官僚統制は急速に衰え、日本は米国流の新自由経済に大きく舵を切った。そこにあるのは「欲望」の全面的な肯定である。しかし、ルールはなくとも護らなければならないモラルや不文律は存在する!堀江貴文らベンチャーの若手どころか、堤義明などひとかどの経営者にまで染みついた「金儲けさえすれば手段は問わない」品格なき男たちの行動を詳述し、日本経済の歪みと影をあばく。

目次

序章 朝鮮総連と新興市場を結ぶ「犯罪の連鎖」
第1章 金融ビッグバンと新井将敬事件
第2章 市場の創設と孫正義&北尾吉孝の「功罪」
第3章 堀江貴文&村上世彰の「罪」と「源流」
第4章 高橋治則の「復活」と「金融テクニック」
第5章 「秩序」とぶつかる外資・ファンド・事業会社
第6章 増加する「プライベートバンカー」「国境を越える詐欺」
第7章 不動産を金融商品にした「比例報酬の長者」たち
第7章 「情報開示」と「粉飾捜査」でカリスマの退場
終章 資本の暴走を制御する「国家の役割」「企業の自覚」

著者等紹介

伊藤博敏[イトウヒロトシ]
1955年、福岡県に生まれる。東洋大学文学部哲学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、1984年よりフリーライターとなり、経済事件取材などを中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

より

1
★★★☆2018/04/19

ango28

1
インターネットが浸透した今でもこの種の本にある情報は検索できず、此処ら辺りが本のネットに対する優越なのだろう。跳梁跋扈する市場のハイエナ達の実名が数多く出てくるが、ネットではその正体を見抜く事ができない。身の危険を感じることも多いに違いない著者の取材力がこの本の醍醐味。2009/11/24

turtle

0
バブルの頃に活躍した人から最近のバルチャーファンドまで、幅広い錬金術師たちが登場し、飽きることがありません。2009/12/27

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