内容説明
20世紀を彩る著名人達の旅のエピソードは、病気や事故など今ではありえない話ばかり。「ヘミングウェイは二度も飛行機事故に遭った」「オードリーは『ローマの休日』で日射病を逃れ、『尼僧物語』では尿管結石で苦しんだ」「『セブン・イヤーズ・イン・チベット』で登山家が7年間もチベットに滞在したワケ」etc.エンターテイメントや文学、政治などの歴史の裏側に隠された「痛い」真実を一挙公開!こんな無謀な冒険旅行、もうできないから面白い。
目次
音楽家の旅―瀕死のマーラーを運ぶオーシャンライナー
兵士の旅―『武器よさらば』の舞台裏
ニッポン人の旅―パリをめざす病弱な芸術家たち
作家の旅―『キリマンジャロの雪』を生んだサファリの病
飛行士の旅―危険に満ちた大空の英雄時代
登山家の旅―なぜ七年間もチベットに滞在したのか
政治家の旅―チャーチルを首脳会議から救出せよ
女優の旅―ロケ先のヘップバーンを襲った病
晩年の旅―ヘミングウェイ最後の冒険
ミュージシャンの旅―毎日が「ハード・デイズ・ナイト」
現代日本人の旅―忘れていた旅先での病
著者等紹介
濱田篤郎[ハマダアツオ]
1955年、東京都に生まれる。東京慈恵会医科大学卒業後、アメリカへ留学し、感染症学、トラベルメディスンを習得する。帰国後に同大学の熱帯医学教室講師を経て、労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター所長代理。海外渡航者の診療にあたるとともに、SARSや新型インフルエンザなど海外の感染症対策事業を運営している。日本渡航医学会理事や海外医療支援協会理事も兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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