内容説明
池袋アンダーグラウンドで、その名を馳せる「金融屋」、高木賢治。彼の人生はあまりにも数奇で波乱に満ちていた…。お坊ちゃんから、少年院を経て、ヤクザの鉄砲玉に。オウム真理教担当のテレビリポーターを経験し、貸すも地獄、借りるも地獄の「月イチ金融」の世界で伸し上がった―。カネに詰まった人間は醜く、何でもする。本物のカネ貸しが全てをさらけ出す。街金業に携わる人間、そしてカネを借りる人間たちの真実、悲哀、絶望、そして希望。
目次
第1章 貸すも地獄、借りるも地獄
第2章 捨て子からお坊ちゃん、そして不良小学生に…
第3章 ヤクザの息子の眼ん玉をくりぬいたシャブ漬け中学生
第4章 少年院からシャバへ出て駅弁売り
第5章 ヤクザの鉄砲玉
第6章 テレビリポーターを経験
第7章 カネ貸し失格
第8章 「月イチ金融」開業!
第9章 俺のヒートな札びら哲学
最終章 ヤミ金社会のオキテ
著者等紹介
高木賢治[タカギケンジ]
1968年、東京都に生まれる。2歳のときに両親が離婚。群馬県の山奥にある「施設」に捨てられる。埼玉県の名家である高木家にもらわれ、養子となるが、その後は不良街道を邁進し、暴力と反逆の日々を送った。そして、少年院送りに。出所してヤクザになるが、1年半ほどで足を洗い、テレビ制作会社の社員となる。しかしその後、マスコミ業界をやめ、池袋で街金業者として独立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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より
1
★★★2018/04/19
Ikuto Nagura
1
サラ金からの借入が三桁あったとき、月末の返済のことが思考の大半を占めていた。自転車操業での遣り繰りを解決するには、収入を増やすか、支出を切り詰めるか、債務整理をするかの三択だなあと漠然と考えながら、時間と無駄な金利を浪費していた。そのときの選択肢にヤミ金から借りて返済するが入らなくてよかったと、胸を撫で下ろす。「カネを使うことはバカでもできるが、カネを生み出すには頭もいるし、才覚もいる。そして何より大切なのが日々の地道な「努力」なのだ。それはヤミ金とて同じである」当たり前だが、地道な「努力」大事だね。2014/05/22
りんよう
1
おもしろくなかった2010/01/28
あああ
0
闇金の人は意外に人情があるんだな2014/06/22
桜井夕也
0
壮絶。2012/09/09