内容説明
昨日の名馬なくして、今日の名馬はありえない。ディープインパクトもスペシャルウィークもナリタブライアンも、みんな、この名馬の跡を追ってきた…。黄金の1980年代。記録に、記憶に大きな足跡を残した栄光の名馬たち。本書は、気鋭の競馬ライター7人が描く、馬と騎手、調教師、オーナーたちの熱き闘いのドラマである。「サラブレ」誌の人気連載に加筆、引退後の姿を知るための「BLOOD STORY(血統物語)」も掲載。
目次
アンバーシャダイ―地味で堅実な名脇役から真の横綱へ
ハギノカムイオー―史上最高値に負けない活躍を見せた「黄金の馬」
ミスターシービー―人々を興奮に巻き込んだ常識破りの三冠馬
カツラギエース―「二強」の陰で着実に駆け上った名馬への道
ニホンピロウイナー―「スピード時代」到来を告げた、初代マイル王
シンボリルドルフ―日本競馬史上最強を謳われた「七冠馬」
ミホシンザン―オーナーが惚れ込んだ、最後で最高のシンザン産駒
サクラユタカオー―「芯の強さ」で中距離の頂点を極める
メジロラモーヌ―史上初、しかもパーフェクトで牝馬三冠達成
ニッポーテイオー―「マイルの帝王」が挑みたかった、幻のジャパンC〔ほか〕