内容説明
2003年12月、サラ金業界最大手の武富士元会長・武井保雄が、盗聴で逮捕・起訴された。そのきっかけともなった大量の内部資料流出により、サラ金帝国武富士の底知れぬ闇とカラクリが次々と明らかに!!本書では、冷酷非情な搾取や暴力支配の実態、前身の富士商事のカネに群がる政治家、暴力団、警察、マスコミとの歪な関係、巨大企業に登りつめていく闇のプロセスに迫る。
目次
第1章 “サラ金の帝王”武井保雄(流出した内部資料;「耳の件」―裏業務の引き継ぎ ほか)
第2章 右翼、暴力団、警察との歪な関係(「口封じのための逮捕」;資料に群がる怪しげな人物たち ほか)
第3章 地獄のサラ金帝国(上司からの罵声電話「バキ」;ノルマ地獄 ほか)
第4章 武富士と山口組(店頭公開の切り札「委任の終了」;報酬問題で右翼の介入を招く ほか)
第5章 京都戦争の舞台裏(崇仁協裁判の不可解な判決;疑惑の供述調書 ほか)
著者等紹介
一ノ宮美成[イチノミヤヨシナリ]
1949年、大分県に生まれる。同志社大学文学部卒業。新聞記者を経てフリージャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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