内容説明
腸の働きというと、消化・吸収など機能的な面ばかりが強調され、それ以外の機能については、よく知られていませんでした。でも最近になり、実は腸は偉大な臓器だということがわかってきたのです。ときには独立して判断、行動し腸自身を守ることもあれば、ときには脳と連動して免疫力を発揮したりと、素晴らしい「腸」能力を持っているのです。これから新しい腸との付き合いを始めましょう。健康で快適な毎日のカギはそこにあるのです。
目次
第1章 腸が持つ不思議な「腸」能力(年をとると「顔つき」が変わるように「腸つき」も変わる;小腸は自分のかたちを知っている ほか)
第2章 病気にならないカギは「腸」能力が握っている(体の中で最大の免疫組織が小腸にある;体に入った異物を退治する3つの方法 ほか)
第3章 日本人の腸を痛めつける脂肪のとり過ぎとストレス(S状結腸が短くなってきた日本の若者;やわらかかった日本人の大腸が硬く変化してきた ほか)
第4章 激増する「腸の病気」は腸からの警告だ(なかなか診断されにくい過敏性腸症候群;大腸がんが、がんの死亡原因の1位になる? ほか)
第5章 「腸」能力を高める食事、腸を元気にする生活(睡眠が腸の免疫力を左右する;「夜更かし国」で増える腸の不調を訴える人 ほか)
著者等紹介
松田保秀[マツダヤスヒデ]
1943年、京都市に生まれる。金沢大学医学部卒業。同付属病院第一外科を経て、1971年、社会保険浜松病院外科勤務。同外科部長、肛門科部長を歴任。1986年、胃腸・肛門病の専門病院として、松田病院を設立。日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本大腸肛門病学会認定医・指導医・理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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