内容説明
2000年シドニー五輪の女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子だが、アテネでの五輪連覇は夢と潰えた。敗戦と挫折、故障…。しかし、引退も囁かれた絶望の淵から、彼女は05年東京国際女子マラソンの舞台で見事に蘇った。象徴的だったシドニーでのリディア・シモンとの熱い死闘を追いつつ、極秘トレーニングに密着。新たに北京五輪を目指す高橋の強さの原点に迫る。
目次
序章 復活(そして北京へ;きんとぎん)
第1章 起(勝負は下駄を履くまで;金の卵 ほか)
第2章 承(金の行方;ボルダーに金脈あり ほか)
第3章 転(一騎討ち;三十二キロの“仕掛け” ほか)
第4章 結(スタジアムに棲む魔物;金の落とし穴 ほか)
著者等紹介
黒井克行[クロイカツユキ]
1958年、北海道旭川市に生まれる。早稲田大学第一文学部を卒業。「週刊新潮」「週刊文春」などの取材記者を経て、ノンフィクションライターになる。「新潮45」「Number」などでプロ野球、ボクシング、マラソンなど、スポーツ全般にわたって、旺盛な執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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