内容説明
セブン‐イレブン・ジャパンを日本一の小売業に育て上げ、日本最大の流通グループであるセブン&アイ・ホールディングスの総帥として君臨する鈴木敏文。三十余年、1500回に及ぶ全体会議で一貫して語り続けたビジネスコンセプトは、激しい変化を伴う現代に対応するために必要な金言となった。流通業の枠を超えて日本を代表するエクセレント・カンパニーを育て上げたカリスマの不変・不動の「商売の真髄」。その全貌を明らかにする。
目次
第1章 価値創造への挑戦(価値訴求と価格訴求;不況の時代にどう売るか ほか)
第2章 自分を否定し、自分で変える(変化に対応し、絶対の追求を;過去の経験を捨てる ほか)
第3章 攻めの商売(最重要課題は機会損失の撲滅;廃棄ロスを恐れない ほか)
第4章 常識を打ち破る(いい子になるな;コンビニエンスストアは日本でつくり上げた ほか)
著者等紹介
緒方知行[オガタトモユキ]
1939年、福岡県に生まれる。1962年、早稲田大学を卒業後、「商業界」編集長などを経て、1984年、オフィス2020を設立。雑誌「2020AIM‐BD」「THE店長会議」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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手押し戦車
8
企業の目的は顧客創出。そのためには、マーケティングとイノベーションの繰り返し。今日、経済は売り手と買い手の逆転が起きて、今までの商売のやり方だと通用しない。顧客観点に立ちマーケティングを徹底して行く新たなイノベーションで顧客代行となって購買を代理して行く仕組みをいち早く求められている。圧倒的な販売網と強いマーケティングがあるコモディティビジネスは参入障壁が高いからこの有料ブリッジは強い!圧倒的在庫、マーケティング、超低利益率、圧倒の販売網このモデル大好き。2014/03/11
ユー
2
頻繁に出て来る「仮説と検証」。日々変化を伴い、進化して行く過程の中で常に実践しなければならない2つの事柄です。そうしなければ淘汰されてしまう危機感が、ひしひしと伝わって来ます。読んだ人にも過去を捨てさせて危機感を与える良い内容だと思います。2015/05/30