天皇と摂政・関白

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062807333
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0321

出版社内容情報

藤原氏の台頭で変貌する王権の実体を解明。聖代とされた醍醐・村上帝の延喜・天暦の治の実像とは。宇多天皇の日記からその日常を探り、摂関家の権力掌握で、天皇が権力者から制度に変貌する時代を解明。

内容説明

幼帝清和の外祖父、藤原良房から摂関政治は始まった。菅原道真の失脚、醍醐・村上天皇の「延喜・天暦の治」、そして道長の栄華。政争の続く平安京内裏を舞台に天皇は「生身の権力者」から「制度」へと変貌していく。王権をめぐる姻戚関係を藤原氏が支配するなかで、天皇のみがなしえたこととは、いったい何かを追究する。

目次

序章 天皇の変貌と摂関政治
第1章 摂政・関白の成立と天皇
第2章 「延喜・天暦の治」の時代
第3章 摂関政治の成熟
第4章 王権をめぐる人々
第5章 儀式・政務と天皇
第6章 仏と神と天皇
第7章 摂関期の財政と天皇
終章 天皇像の変容

著者等紹介

佐々木恵介[ササキケイスケ]
1956年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、聖心女子大学教授。専攻は日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

14
このシリーズは天皇に焦点を当てて日本の歴史を見直しています。この巻では、摂関制が確立された原因などをかなり詳しく分析してくれています。天皇という人間的な存在から、藤原氏によって制度ということに代わって祭り上げられてしまっていく様子がよくわかります。2014/07/06

たぬき

2
弁証法的展開なわけで2012/10/30

(ま)

1
この世をば我が世ともおもう望月のかけたることも無しと思えば2018/01/05

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