内容説明
高機能かつ高効率なシステムの構築には、いかに小さくつくるかということが深く関わっているといってよい。量子力学が本領を発揮するのはまさにこうしたナノの世界である。時代のニーズにあった現代的な視点で捉えた量子力学の入門書、いま学ぶべき量子力学、それが本書のスタイルである。量子力学の中核をつかめるように内容を厳選している。特に量子計算、ナノデバイス、超伝導、高密度磁気記録といった先端技術の基礎となっている概念や計算手法を演習形式で習得できるように工夫している。
目次
第1章 量子状態
第2章 量子力学の定式化
第3章 波動力学
第4章 場の量子化
第5章 角運動量
第6章 量子アンサンブル
練習問題詳解
著者等紹介
伊藤治彦[イトウハルヒコ]
博士(理学)。1986年京都大学理学部卒業。1994年京都大学大学院理学研究科物理学第一専攻博士課程修了。現在、東京工業大学大学院総合理工学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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