内容説明
大麻、MDMA、覚醒剤、マジックマッシュルーム…乱用の繰り返しが、心の渇望と体への耐性を生んでしまう。脳は、どのように変わってしまうのか。薬物に陥る依存の本質を徹底解明。
目次
1 薬物依存に陥った人たち(大学生Aくん―クラブ関係の人脈で各種薬物を体験;高校生Bさん―インターネットで調べ、市販薬を買って依存 ほか)
2 学校や街にあふれる危険な薬物(依存性薬物とは―アッパー系とダウナー系に分かれる;有機溶剤―シンナーはほとんど使われなくなった ほか)
3 手を出すとやめられなくなるわけ(薬物依存とは―本質は精神依存、病名は「薬物依存症」;薬物依存とは―乱用・依存・中毒を区別する ほか)
4 薬物は人間をどのように変えるか(心理面:アッパー―スーパーマンになったような気分;心理面:ダウナー―胎児に戻ったような強い安心感 ほか)
5 依存から抜け出すためのポイント(対応の基本―各種機関にかかり、長期的に対応する;相談窓口―公的機関は精神保健福祉センターがよい ほか)
著者等紹介
和田清[ワダキヨシ]
1955年、石川県生まれ。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。医学博士。千葉大学医学部卒業。千葉県精神科医療センター、アメリカ国立薬物乱用研究所嗜癖研究センター赴任、ワシントン大学精神科赴任などをへて、現職。日本社会精神医学会常任理事、日本アルコール・薬物医学会理事などを兼任。専門は薬物依存の研究・治療(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tomomi
みかんp
みい⇔みさまる@この世の悪であれ