出版社内容情報
判型:四六判
頁数:180p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー
和辻倫理学の根底をえぐる画期的な解説書
『古寺巡礼』などの薫り高い著作で人気を誇った和辻の終生をかけた仕事は倫理学の構築であった。人ではなく人の間(じんかん)の思想はいかにしてうまれたか。
内容説明
仏教から倫理学へ。思想生成の根幹に迫る。
目次
1 あらかじめ喪われたこどもに(死んで生まれる;「もの」と「こと」;「表現」の変容 ほか)
2 表現としての人格(「人格」の変容;『福音書』と『正法眼蔵』;表現・真理・人格 ほか)
3 人格から間柄へ(西田幾多郎;ハイデッガー;「人格と人類性」 ほか)