講談社文庫<br> カーリー 〈3.〉 孵化する恋と帝国の終焉

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講談社文庫
カーリー 〈3.〉 孵化する恋と帝国の終焉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062779487
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

カーリー再び!伝説のシリーズ、待望の新作が刊行!大学生になったシャーロットは変わらずインド、そしてカーリーを思い続け……。お待たせしました!8年ぶりの新作、ついに登場。
少女時代を経ずに、大人になった人なんていない。

第二次世界大戦によりオルガ女学院が閉鎖されてから四年。大学進学したシャーロットは英国からインドへ想いを募らせていた。行方不明のカーリーとの再会を求める彼女に、美しき王子ル・パオンは驚くべき提案をする。「インドに行きたいなら僕と婚約すればいい」。少女小説の最高峰、待望のシリーズ第三弾。

いつまでも忘れない、彼女との約束、彼との運命。
カーリー、大好きよ、私たち、ずっといっしょにいましょうね??

高殿 円[タカドノ マドカ]
著・文・その他

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

96
放心状態・・まさか こんなところで finって殺生過ぎる。戦争により学院が閉鎖されてから4年後、オックスフォードの学生となったシャーロットは、まさかの方法で再びインドの地を踏む。インドの政治情勢やたくさんの王族の関係に頭が置いてかれそうになりながら、シャーロットってすごく賢いんだと感心する。3巻にして完結どころか、さらに複雑な様相を呈して来た物語。お願いです。続きを早く読ませてください!!2017/07/29

七色一味

89
読破。4年の歳月が流れ、かつてオルガ女学院に集った彼女たちも、戦争と政治の波に揉まればらばらに。そんな状態でも、シャーロットのココロは「あの」インドと「カーリー」へと向いています。この辺りは、とても才媛とは思えないほど少女趣味が全面に。これが後に自分のクビを締めることになる、ような気がするんだけどなぁ。まぁ、すったもんだで舞台はインド。しかし、シャーロットの少女趣味を上回る勢いで、インドの政情は混沌と渦を巻き、その中心にシャーロットも巻き込まれていく…筈です。ですよね?2015/02/13

fullhouse

62
待望の「カーリー」最新刊!!前巻までの甘々な学園生活から数年、主人公シャーロットの成長と戦時下のインド情勢が描かれている。シャーロット、たくましくなったなぁ。前半は世界の情勢やインドのしきたりにページをとられて、話が動き出したか!?ってところで終わってしまった。もう、思いっきり翻弄されました。皆さんも書いておられますが、早く続きを~!!2014/10/19

りょうこ

53
待ってましたカーリー第3段!今回は前作までと雰囲気が変わりインドの政治的情勢や藩王国とイギリスとの関係など、歴史書的な感じが強いが、かなり面白くて読めた。早く続き読まないと単語忘れそうだよぉ!早く続きを!2014/10/20

梨姫

49
解説に、2巻と3巻の間が発行までに8年空いたと書かれてあったので、間を空けずに3巻まで読めた自分は幸せだと思った。と、同時にもう4巻を心待ちにしている自分がいる。喉から手が出る程、シャーロットとカーリーの行く末を早く知りたい。1巻で非常に子供っぽかったシャーロットも大分大人になって、持ち前の行動力で偽装婚約をして、インドへ渡った。相変わらず行動には深い思考が伴っていないが、カーリーへの情熱は痛い程分かるので、彼女の振る舞いにも共感は出来る。カーリーがちょびっとしか出てこなかったが、格好良かった!2015/01/15

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