出版社内容情報
安藤直樹は三人目の女子大生首無し死体が見つかると、静かに「これは俺の事件だ」とのたまう。そして彼は微笑む時、世界は暗転した!安藤直樹は冷たく表情のない若者。三人目の女子大生首無し死体が見つかっても動揺せず、「これは俺の事件だ」とのたまう。そして、第四の事件を予告する安藤。彼が笑みを浮かべた時、世界は暗転した。驚愕の「切断の理由」とは……。『記憶の果て』『時の鳥籠』から複雑に絡み合うメビウスの輪が遂に解かれる、衝撃の下巻!
浦賀 和宏[ウラガ カズヒロ]
著・文・その他
内容説明
安藤直樹は冷たく表情のない若者。三人目の女子大生・首なし死体が見つかっても動揺せず、「これは俺の事件だ」とのたまう。そして、第四の事件を予言する安藤。彼が笑みを浮かべた時、世界は暗転した。驚愕の「切断の理由」とは…。『記憶の果て』『時の鳥篭』から複雑に絡み合うメビウスの輪が、遂に解かれる!どんでん返しでは済まされぬ、愕然必至のミステリ。
著者等紹介
浦賀和宏[ウラガカズヒロ]
1978年生まれ。’98年、第5回メフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
337
割と好き。笑わない名探偵いわく「これは俺の事件だ!キリッ!」らしいが、実際のところは「あ、やっべ、コレ絶対俺の知り合い犯人だわー。もう手口がモロだもん。気まずいわー。ちょっと連れてくる!」的なお話しです。真相はなかなかにややこしいけれども、論理が破綻していないかを真面目に考えるだけ野暮。型にはまることを徹底的に拒否した異形の小説。ただ文章が前二作と比べても、妙に堅苦しくて誰も使わないような熟語を多用し、それが雰囲気づくりに役立っていない残念な面も。穂波妹がずっと「嫌ぁ」と叫んでいるのがややうっとうしい。2018/08/06
きっしぃ
33
どんどん増えるよ、首なし死体。下巻の最初から、まさかの登場人物の関係性が示されてビックリ!事件は、安藤直樹の頭の中で組み立てられ、わたしも穂波君もぽっかーんとなります(笑)後半の怒濤の解決編。まさか、彼と彼女がああでこうで…もうついていけません!そして、まさかの犯人!シリーズ続けて読んできて正解です!とりあえず、"情報に禁欲になれ"と、"どんな人間でも音楽とセックスは楽しめる"っていうのが、名言だと思った(笑)2020/01/20
Junichi Yamaguchi
33
『教育は実験と同義だ』… 記憶の果ては、ある種の始まりか。 辛い描写が多々あるのには少し参ったが、随所に見える浦賀色に気づけば染まっていた。 このシリーズは終わりなのだろうか? 他作品で描かれる彼では無く、主となる位置にいる彼とまた会いたい。。2020/01/10
ヒロユキ
20
もう色々とぶっ飛んでいる。シリーズの一作目、二作目も大概メチャクチャだったけど今作でひとつのストーリーとして繋がってしまったんだからすごい。2014/10/20
Alice
9
繋がってきたね〜。で?これはまだ続くのか?安藤君変わったね。2021/03/31
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