出版社内容情報
炎上する矯正施設から間一髪で脱出した紫苑とネズミ。崩壊する聖都市NO.6、その先に広がる新たな世界とは。感動のクライマックス崩壊と再生の物語、いよいよ完結!
炎に包まれた矯正施設から、命がけの脱出を成功させた紫苑(しおん)とネズミ。イヌカシらに力を借り、意識を失ったネズミを病院に運んだ紫苑は、かつて地下世界の住人・老(ろう)から託されたチップを医師のパソコンに差し込んだ。すると――理想都市NO.6を支配していたのは、誰なのか。
※本書は、2011年6月、小社より刊行された単行本に加筆・訂正したものです。
1 この眼で見たこと
2 一度きりだ
3 塵芥としか思えぬ
4 消えろ、消えろ、束の間の灯火
エピローグ
あさの あつこ[アサノ アツコ]
著・文・その他
内容説明
炎に包まれた矯正施設から、命がけの脱出を成功させた紫苑とネズミ。イヌカシらに力を借り、意識を失ったネズミを病院に運んだ紫苑は、かつて地下世界の住人・老から託されたチップを医師のパソコンに差し込んだ。すると―理想都市NO.6を支配していたのは、誰なのか。崩壊と再生の物語、怒涛の最終章!
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』で第35回野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』全6巻(以上、教育画劇・角川文庫)で第54回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
63
加筆・修正があったらしいが単行本の記憶がおぼろげ過ぎて変更箇所がどこなのかわからなかった。【224ページ/68'33"】2014/08/11
mayu
53
理想都市であったはずのNo.6の崩壊。混乱を鎮めるために、紫苑とネズミはNo.6の中枢部へと向かう。ネズミはエリウリアスの代弁者のように思っていたけど、あの力はエリウリアスを鎮めるためのものだった。暴徒と化した人々を黙らせる統率力、カリスマ性をもつ紫苑も只者ではない。もう一度だけのチャンスをもらい、再生の道へ。これからどんな世界を作るのか、彼が作る世界を知りたい。二人で手を取り合って進む未来を想像していたから、別れの選択は悲しかった。いつかの再会。そんな時を信じて待つのも二人の絆ゆえなのかもしれない。2024/12/04
純
52
話がスムーズに進みすぎでは…。特に葛藤もなく終わってしまったので、少しもの足りなかった。2016/01/09
た〜
45
既刊と比べて人間模様が若干弱めかな。偽りの理想郷崩壊の様はなかなか圧巻ではあるけど、ちょっと取り残されたような印象が拭い切れない。8巻までは前作と間が開いても平気だったけれど、今作はなんとなく繋がりが途切れた感じ。2014/08/02
おぬち
34
堂々完結!未来都市でエリートとして育てられた紫苑くんが嵐の夜、ネズミと名乗る少年にあってそこから運命が激変していくと言うお話。学生時代に単行本出るの楽しみにしてたんだけど終わるのが嫌で読まなくなってしまった本。ようやく読めました。。2020/04/03